しろくまシンガポールからバルセロナへ行く」カテゴリーアーカイブ

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜109〜

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☆考える牛☆

トイレが済むと

なんだかとても

穏やかな気分になりました。

後は牛さえ

見つけられればよいのです。

ここで持ち主は

仮説をたててみました。

ガイドブックには、南端にキリン。

北端に牛。と、書いてあります。

しかし、牛がいるはずのところにキリンがいました。

キリンがいるのは、南端。

と、いうことは、北端、すなわちパセジダ・グラシア付近に

牛はいるはずなのです。

この仮説をもとに、2人は牛のいるはずのところに行って見ました。

すると、牛はいたのです。

考える牛を見つけるために、考える人は、結果を出しました。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜108〜

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☆牛に会いたい☆

緊張感で疲れきった2人は

地下鉄に乗って

牛を見に行くことにしました。

牛の本名は、考える牛です。

ガイドブックの地図によると

ディアゴナル駅の近く

ランブラ・デ・カタルーニャに

牛はいます。

地図を見ながら、牛を探すと

なんと牛がいません。

牛がいるはずのところにいるのはキリンです。

牛を見つけられません。

疲れた2人は、ベンチに腰掛けました。

どうして、牛がいないんだろう。

持ち主がつぶやくと、エリーが言いました。

トイレに行きたい。

そういえば、チョコレート博物館から、トイレに行ってません。

エリーのために早く、トイレを探さなければなりません。

ところが、近くにトイレが見つからないのです。

昨日、この近くでたまたま入って、

トイレが充実していたお店を探すことにしましたが

記憶をたどって行くと、ありません。道が一本違ったようです。

こうなったら、おなじみのデパート、エル・コルテ・イングレスしかありません。

現在地からは、約500メートル。走るのもつらいので、早歩きです。

歩いている途中にZARAのビルがありました。

ちょっと寄って、トイレ探す。

エリーがいいます。

ビルは、結構大きいので、トイレがあるかもしれません。

1階に女性物、2階に男性物、地下にインテリア用品が置いてあるようです。

でも、トイレを見つけられません。

全部の階を素早く見ましたが、ないのです。

エリーはビルを飛び出します。

もう、エル・コルテ・イングレスしかないです。

300メートルほどのところに、エル・コルテ・イングレスが見えます。

2人は早歩きで進みます。もう少しです。

エル・コルテ・イングレスに入ると

エリーはもちろん、5階のトイレに突進しました。

無事にトイレに入ることができたエリー。

彼女は、再びエル・コルテ・イングレスに助けられたのです。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜107〜

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☆ボテロのネコ☆

さていよいよ、猫こと

フェルナンド・ボテロの作品

ボテロのネコを見に行きます。

しかし、ガイドブックによると

ボテロのネコがある

ラバル地区周辺も

治安があまりよくないそうです。

気をつけなければなりません。

グエル邸のある通りをしばらく行って、右に曲がった方向に、ネコはあります。

あ、ここ、曲がろ。

少し太い道だったのでそう言って曲がった瞬間、持ち主は後悔しました。

この道はヤバイいです。

どんなヤバさかというと、たくさんの女性が立っているやばさです。

エリーも小声でいいます。

ここ、やばいよ。

急ぎ足で進み、出てきた角をすぐに曲がりました。

かなり怖かったですが、日が落ちる前でよかったです。

けれども、まだまだ気は抜けません。

ようやく、ボテロのネコが見えてきました。

持ち主は、興奮してきましたが、危険な気持ちもあるので、あまり騒げません。

すると、エリーが再び小声で言いました。

へんな人がついてきてるよ。早く写真撮って戻ろう。

さりげなく振り返ると、2人の2メートルくらい後ろに、

なんと男性の2人組がいるではないですか。

危険な香りです。

持ち主とエリーは、さっとねこの写真を撮って、2人から離れました。

2人組はにやにや笑ってます。

すると、そのうちの一人の男性が動き出し始めました。

持ち主とエリーに緊張が走ります。

次の瞬間です。その男性はねこのそばに行き

なんとネコのひげを握ってポーズをとったではないですか!

2人組はただの観光客で、ネコと写真を取りたかっただけのようです。

ほっとはしましたが、それでも、2人の緊張がとけることはなかったのでした。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜106〜

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☆グエル邸☆

コロンブスを過ぎると、次は

持ち主お待ちかねの猫です。

ガイドブックを見ると

コロンブスと猫の間には

ガウディ作のグエル邸もあるので

そこに寄りつつ

猫を目指すことにしました。

グエル邸は

有名なランブラス通りから

少し入った所にあるようです。

このランブラス通りを

どんどん行くと、おなじみのカタルーニャ広場があるのです。

それにしてもバルセロナは、場所によって雰囲気が大きく変わります。

ブランド店とモダニスム建築のある高級で重厚なアンシャンプラ地区。

中世のような古い街並みのゴシック地区

モダンな香りのする海の近く、ポルトベイ付近。

そして、この辺りはなんとも怪しい雰囲気です。

グエル邸は、かなり細い道沿いにたっていました。

一般的なガウディらしさを感じる部分は少ないので

言われなければガウディの作品とは、分からないかもしれません。

道は細く、建物は高いので写真を撮るのに大変苦労しました。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜105〜

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☆コロンブス☆

持ち主が

マリーナを見ていると

エリーが言いました。

あれ、もしかして、コロンブス?

塔の上に

人の像が乗っているのです。

ガイドブックで確かめると

やはりあれはコロンブスです。

コロンブスは、新大陸を指差しています。

近くまでいくと、かなりの大きさです。

この大きい塔を、しばらく2人は見上げていました。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜104〜

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☆マリーナ☆

持ち主が地図を見ているときは

エリーが荷物を持って

周りを警戒します。

スケボーで滑ってくる人や

自転車ですり抜ける人が通るたびに

持ち主とエリーは緊張します。

でも

海岸沿いにはマリーナがあって

なんだかのんびりな雰囲気なのです。

色とりどりの船が浮いていて

潮風がふいていて

なんともすてきな所なのです。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜103〜

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☆ラ・ガンバ☆

持ち主たちは

バルセロナ・ヘッドには

それほど興味がありませんでした。

見たかったエビを見る途中に

顔があったので、ちょっと

立ち寄ってみたのです。

本命は、エビです。

エビが見たかったのです。

顔からしばらく歩くと

いよいよ期待のエビの登場です。

エビこと

ラ・ガンバは、ハビエル・マリスカル氏の作品だそうです。

かなり巨大です。下からみても興奮します。

ただ、すごくわくわくするのですが

この辺りの治安が悪いと思うと、緊張してしまいます。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜102〜

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☆バルセロナヘッド☆

この後の予定は

バルセロナのエビと顔

それから

猫と牛を見にいくことです。

なにかと言うと

街かどにあるアート作品です。

まずは、顔を見に行きます。

海岸線に沿って歩くのですが

この付近は、あまり治安がよくないようなので、2人とも緊張しています。

しばらくすると、顔こと、バルセロナヘッドが現れました。

意外と大きいです。

バルセロナヘッドは、ロイ・リキテンスタインが製作したもので

バルセロナオリンピックのモニュメントらしいです。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜101〜

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☆あいつ☆

チョコレート博物館のチケットは

チョコレートでした。

この博物館での目的は

チョコレートでできた

サグラダファミリアを

見ることです。

ところが、ふたりは

意外なものに

会ってしまったのです。

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なんと、グエル公園のトカゲです。

チョコレートでできた

ヨダレもあります。かわいいです。

そして、次の瞬間でした。

なんだか嫌な予感がしたのです。

振り返ると

またあいつがいたのです。

全然会いたくないあいつ。

そうです。呪いの凱旋門です。

まったく。

なんてしつこいのでしょう。

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でも、たくさんの

チョコレート作品がありますが

目的のサグラダファミリアが

ありません。

有名サッカー選手の後ろに

軽い感じの

サグラダファミリアがありますが

こんなんじゃありません。

ところが、出口近くに

なんと

サグラダファミリアチョコレートの写真が飾ってあったのです。

サグラダファミリアチョコレートは、
修復中なのでしょうか?

それともお出かけ中なのでしょうか?

はたまた撤去されてしまったのでしょうか?

その行方が気になります。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜100〜

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☆チョコレート博物館☆

音楽堂を体感すると

もう、バルセロナでの

大物観光はありません。

あと行きたい所は

少し不思議な場所ばかりです。

次の目的地は

チョコレート博物館なのです。

チョコレート博物館は

カテドラルのあるゴシック地区から

少し離れた所にあります。

しばらく散歩がてら歩いて、順調に

チョコレート博物館らしき建物を見つけた2人は、中に入って行きました。

そこは、博物館の出口から続くミュージアムショップのようで

チョコレートが売っています。

ところが、博物館の出口はあるのだけれど、入口がありません。見つけられないのです。

そして、地図の矢印に向かって歩くと、外に出てしまいます。

建物をぐるっと一周回って、2人は再びミュージアムショップに戻ってきました。

すると、博物館に入場しようとしている人がいることに気がつきました。

なんと入り口は、ミュージアムショップを入ってすぐのところにあったのです。

どうして、気が付かなかったのでしょう?