ぼくの持ち主、最近お昼休みに
少しだけ眠ることにしてるんです。
10分でも寝ると、そのあと
頭がすっきりするからだそうです。
ところがある日のことです。
持ち主は
短い時間睡眠をむさぼっていました。
チャイムが鳴り、
むっくりと起き上がった持ち主の顔を、
となりのお兄さん（おぢさん？）がまじまじと見て、言いました。
顔、ここ、跡ついてるよ。
驚いた持ち主が鏡を取り出してチェックすると、
なんと長四角のへんな跡が、ほっぺたについているではないですか。
のんきな持ち主は、いろんな人に、
見て見て、跡がついちゃった
と、いいふらしていました。
ところが、問題はその後だったのでした。
なんと、１時間たっても跡が消えなかったのです。
年齢的な問題でしょうか。肌のはりがなくなってきたのですね。
ぼくのねぐせについてはこちら
ぼくの（持ち主の）お友だち
喫茶店ならぬ、カフェを開業しようと
ただいま奮闘中です。
きのう、彼女に誘われて
ぼくと持ち主は、彼女のお店に行ってきました。
古いマンションの一室にあるその場所は
なんとも居心地がよく
ぼくらはついつい何時間も居座ってしまいました。
実は、お店でだすお料理の試食もさせてもらったのですが
持ち主は、欲張って食べたために
ものすごくおなかがいっぱいになって
苦しくなってしまいました。
でも、だからといって、電車にダッシュで飛び込んで
座ろうとするのは、かっこ悪いと思います。
よく、植物を育てるのが上手な人を
みどりの手をもっている
なんていいますが
ぼくの持ち主はその逆で
茶色い手を持っています。
持ち主に
殺された葉っぱたち、６〜８鉢。
持ち主に
殺されたサボテンたち、５〜７鉢。
自分には園芸センスがないことを自覚している持ち主は
比較的簡単なアイビーなんかを育てています。
ところがこの秋、とうとうそれらをも全滅させたのです。
うっかり水をやり忘れたというのが持ち主の言い分ですが、
アイビーが全滅するには、相当量の間、水やりを忘れなくてはなりません。
持ち主は、枯れたアイビーに許しを請いながら
死ななかった折り鶴ランにお水をたっぷりあげたのでした。
今度は根ぐされが心配です。
きのう、ぼくの持ち主ったら
知り合いのおじさんにつられて
メガネ男子４人と
飲みに行ってきました。
ご飯を食べさせてもらい
歌もうたわせてもらい
おまけに
家の前まで送っていただいたうえ
韓国土産までいただきました。
さて今朝になり、しらふになった持ち主は、もらったチョコをまじまじと観察し始めました。
ひとつは、黄色いパッケージのひまわり種チョコ。
もうひとつは、ピンクの
かわいらしいパッケージです。
ハングルが読めない持ち主が
かすかに書いてある英語を
よんでみると
CUCTUS と、書いてあります。
カクタス？
それってサボテンのこと？
辞書をひきひき読み下すと
どうやらこのチョコの中には
済州島のサボテンを真空で凍結乾燥させたサボテンパウダーが入っているようです。
さすが、韓国のおみやげチョコ業界の考えることはすばらしいですね。
☆持ち主の出会ったすてきな韓国チョコたち
ぼくの持ち主
いい年して駄菓子好きなんです。
きょうも
お友達と会社で食べるため
という理由で、よっちゃんイカを
２つ買ってきました。
しかし
ふたつのよっちゃんイカを見比べると
色が微妙に違います。
色の違いは、着色なしと着色ありなんだそうです。
それだけではありません。
黄色い袋の辛口よっちゃんと、青い袋のよっちゃんイカソーメンというものもあるらしいです。
けれども、ぼくが一番驚いたのは、よっちゃんイカだと思っていたこの駄菓子の本当の名前が
実は、カットよっちゃんという名前だったことなのでした。
ご存じでした？
ぼくの持ち主の席から
少し離れたところに
おもちに手足がついたみたいな
ちょっと気になる人形が座ってます。
通称、もちくん。
もちくんは
いつも定位置に座っていて
うつろな目で遠くを見ています。
そのおしりには「癒」の焼印。
もちくんの素朴な顔と正体不明さが、ぼくの興味をひきます。
けれども、そんな不思議なもちくんの一番大きな謎は
もちくんの持ち主が、おじさん だということです。
おじさん、もしかしてもちくんは、おじさんのお友達なんですか？
きのうから持ち主が探しているもの
それは、計算機です。
会社の机の上に出しておいたら
いつの間にか
なくなってしまったのです。
持ち主は、机の上や引き出しの中
いろいろ探しましたが
出てきません。
自分のバッグの中や
冷蔵庫の中など、ありえそうにないところも探しましたが、みつかりません。
しばらく考えていた持ち主は、なにか思い出したのでしょうか。
突然、前に座っているおじさんの引き出しをひっぱり、厚いファイルを取り出しました。
持ち主はぱたぱたとファイルをふっています。すると、計算機がでてきました。
昨日、作業中に厚いファイルが閉じないようにと
しおり代わりに挟んでいたのを思いだしたのでした。
ただ、ファイルをぱたぱたとふる持ち主を不思議そうに見ていたおじさんが
計算機が落ちてくる瞬間を見て、ぎょっとしたのはいうまでもありません。
