ぼくと持ち主は、お友達3人と韓国旅行に行くことになりました。
韓国人の美人なお友達に会いに行くのです。
しかし、計画は当初から破綻していました。
なぜならこのメンバーは、話していると、
どんどん話題が脱線していく人たちばかりで、ちっとも方向性が決まらないからです。
その不思議なメンバーとは
みなをまとめつつも、押しには弱いパティ。
西海岸の香りのする天然、ミッキー。
大人っぽいのに、おもしろいことをぽつりと言うレィディ。
そして、しっかりしてそうでいて結構ぬけている、ぼくの持ち主です。
(名前は、名付けの天才ぼくが勝手につけました。気に入らない人は申告してください。)
問題はまず、ジェネレーションギャップから始まりました。
持ち主とレィディの、ちょっとお金を出しても、ゆったり行きたい30代チームと
体力あるし、可能な限り安くすませたい20代若者チーム。
2つのチームの意見は、つねに平行線です。
けれども、強いリーダーシップを発揮したパティの活躍で
「てるみくらぶ」という旅行会社の予約をとることができたのでした。
しかし、困難は、ふたたび4人を待ち受けていたのでした。その困難とは…
待っても待っても、出発一週間前になっても、日程表が届かないのです。
不安になった持ち主は、恐る恐るネットでこの旅行会社を調べてみました。
すると…、そこにはあまりよくない数々の評判が。
日程表がぎりぎりまで送ってこないのは当たり前。
帰りの飛行機の予約がとれていないのもざら。
ひどい例では、成田行きがとれずに広島行きになってしまった例まで…
また、クレーム慣れしていて、のらりくらりとかわされてしまうという情報まで…
なんということでしょう。
これは事実なのでしょうか?持ち主達は頭を抱えました。
そして持ち主たちは、旅行会社を刺激しないためにも次のことを決めました。
確認する時は、ありがたいという気持ちをこめて質問する。
(おらおら口調でクレームをつけるのは、いまはまだいけません。)
そして、小さな目標をたてました。
目標:予定日に成田を出発し、予定日に成田に着くこと。
目標というより、当たり前のことだとぼくは思うのです。