月別アーカイブ: 2008年12月

カリンとの戦い 大将戦

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煮ただけのカリンは

あまり美味しいものでは

ありませんでした。

でも、煮る前に砂糖をかけてでてきた

カリンのエキスは

とてもおいしかったのです。

そこで持ち主は、残ったカリンを

砂糖漬けにすることにしました。

ジャムはガス代がかかるし

ハチミツ漬けはハチミツが高くつくので、砂糖漬けが一番経済的な気もします。

カリンの砂糖漬けは、よく洗ったカリンを皮ごとうすく切り

カリン、砂糖、と順番に重ねるだけだそうです。

そんなときに、事件は起こったのでした。

砂糖漬けを作るにあたり、持ち主はガラスの瓶を熱湯消毒していました。

そして、プラスティックのふたも消毒しようとした時のことです。

なんと、薄っぺらい瓶のふたがお湯に沈まずに、ステンレス鍋のふちについてしまったのです。

持ち主は、ぎゃ〜と、叫びました。ですが、時すでに遅し。

ふたは、みるみる形状を変え、ぐにゃりと曲がってしまいました。

これではもう、瓶にはまりません。

変形したふたを見て、持ち主はがっくりとうなだれたのでした。

カリンとの戦い 中堅戦

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カリンをもらったのはいいけれど

持ち主には調理方法がわかりません。

調べてみると、カリン酒にしても

蜂蜜漬けにしても、実は食べず

エキスを抽出するだけのようです。

ジャムも、濾した液を煮詰めるという

実を食べない方法ばかりです。

実には繊維が多いのでしょうか?

濾すのがめんどうくさいので

取りあえず、なにも考えずに煮てみることしました。

カリンの皮を剥き、細かく切って鍋に入れ、砂糖をかけて一時間ほど置きます。

水分がしみ出してきました。なめると、おいしいです。これは期待できます。

このカリンエキスを煮始めましたが、水分がすぐに蒸発してしまいます。

水を足していきますが、果肉はなかなかやわらかくなりません。

味見してみると、まずくはないのですが、灰汁が多くて舌がびりびりします。

持ち主は、灰汁を救いながら、煮続けました。

4時間くらいかかって、ようやくジャム状になりました。

味見してみると、はっきり言って、おいしくありません。

煮る前はおいしかったのに、すっぱくて、渋いです。

ああ。いままでの時間と手間とガス代はなんだったのでしょうか?

持ち主は、がっくりしたのでした。

☆レシピ☆

その後、砂糖とバターでジャムをキャラメリゼしたところ、たいそうおいしくなりました。

カリンとの戦い 先鋒戦

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ぼくの持ち主が通う会社の駐車場に

カリンがなっています。

落ちていたので拾って

家にもって帰りました.

カリンはにおいが強く

部屋に置いておくだけで

その香に酔ってしまいそうです。

そのうえ、触ると手がべたべたになり

なかなか取れません。

同じチームのお姉さんに、カリンの話をすると、お姉さんもカリンが欲しいと言いました。

ふたりでカリンが生っている駐車場に行き、お姉さんは、ふたつカリンをもらいました。

持ち主は、あのにおいに懲りていたので、もらいませんでした。

少ししてからです。カリンを手にしたお姉さんと、隣の席のお兄さんが

かゆいかゆいといいだしました。

そして、その疑惑のカリンを持ち主に渡します。

すると、そのカリンの上の方から、にょろりと、なにかが飛び出ました。虫です。

虫は、にょろにょろと、再びカリンの中に入っていきます。

あ、虫喰ってる。

持ち主が言いながら、虫を引っこ抜こうとすると、お姉さんが叫びました.

きゃー。虫いや〜。

そして、持ち主にカリンをパスしながら言いました。

あげるっ。

そういう理由で、持ち主の部屋には、カリンのにおいが充満しているのです。

ベリーダンス

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ぼくの持ち主の姉が

研究会に出席するため

東京にやってきました。

持ち主姉のリクエストにより

その日、出かけたお店は

トルコ料理の店でした。

始めて食べるトルコ料理は

スパイシーでおいしくて

持ち主姉も持ち主も

大満足だったのです。

さて、料理も最終段階にさしかかったとき、それは始まったのです。

週末のみ催される、ベリーダンスショーです。

きれいなお姉さんが登場し、不思議な腰とおなかの動きで踊り続けます。

そして、持ち主や持ち主姉を魅惑的な笑顔と手の動きで誘惑します。

ぼくの持ち主は女子ですが、それでもなんだかドキドキしてしまいます。

そのうえ、席が最前列だっため、年中、誘惑されます。

そして、最終的には、なぜか舞台にひきずりこまれ、ベリーな腰使いを要求されたのでした。

一番多く誘惑サービスを受け、一番はじめに舞台に上がらされた

男前な持ち主姉は、ショーの終了後にいいました。

Lの世界かと思った〜。

なんか、やたらと好かれてましたよね、踊り子さんに。

☆TJメモ☆

Lの世界・・・アメリカのテレビドラマ。レズビアンやバイセクシュアルの女性達を中心に据えて、その生の有様を描く群像劇。ウィキペディアより引用

しろくま九州へ行く〜まとめ編〜

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3日目、ぼくの持ち主は

持ち主姉と

熊本に住むおばあさまに会いに行き

その翌日、東京に戻ったのでした。

旅を楽しんだ持ち主ではありましたが

まだまだ行ってみたいところが

たくさんあります。

また、大分に来ようと

持ち主は思いました。

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モン・ユフ

由布院 亀の井別荘 天井桟敷の人気商品。

ケーキかと思って注文してみたところ

チーズと生クリームがったぷりの濃厚な

どっしりとしたお菓子でした。

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☆熊本ラーメン

九州自動車動の北熊本サービスエリア

ラーメンを食べました。

熊本ラーメンを食べようとしたのですが

おじさんが

この辛そうなラーメンを食べていて

おいしそうだったので、こっちにしました。

食券を購入し、カウンターの前にいる

大きな声のおじさんに渡します。

順番になると、おじさんが

番号を呼んでくれます。

食券おじさんは、とてもイキイキしています。

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☆まんまる目玉焼き

88歳のおばぁさまが

目玉焼きを作ってくれました。

おばぁさまは

ぼくを見て

「あら、いやだ」

といいました。

ちょっと、ショックです。

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☆エディアール

行きはさびしく

ドトールでランチだったので

帰りこそは、と

おしゃれカフェエディアール

ランチにしました。

そば粉のクレープを食べました。

チーズのクレープにしたのですが

モン・ユフのように、またまた濃厚でした。

カウンター席だったので

目の前ですてきなお兄さんが

クレープを焼いています。

そんなお兄さんの目を盗んで

持ち主はぼくの写真を撮ってくれました。

こうして、ぼくと持ち主の旅は、終了しました。

しろくま九州へ行く〜つり橋の悪夢〜

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温泉から出たぼくらは

疲れてぐったりしてしまいました。

そこで、泥湯に行く予定を取りやめ

九重夢大橋に向かうことにしました。

ぼくの持ち主はこの時

その橋がどんな橋なのか

まったくわかっていませんでした。

レインボーブリッジとかの

イメージでいたのです。

だから持ち主は

橋に到着したときに驚いたのです。

てっきり、車でぶ〜んと、通り過ぎるものかと思っていたのに

持ち主姉が、駐車場に入っていくではないですか。持ち主は、尋ねました。

もしかして、歩いて橋を渡るの?

すると持ち主姉は、怪しげな大分弁で答えました。

そうやけ〜ん。いま、大分で、一番おしゃれなスポットやけ〜ん。

そう言われてみると、向こうの方に、橋がかかっていて

そこにはたくさんの人が行列をなしていいます。

でも、持ち主はまだ、大切なことに気がついてはいなかったのです。

車を下りて、橋に向かいます。さすが、今一番おしゃれなスポットです。ものすごい人の数です。

持ち主たちは、行列に並んで、橋を渡る順番を待っていました。

ゆっくりゆっくり、行列が進みます。

長いなぁ。どれくらいあるんだろう。

さぁ、ねぇ。

ふたりが話ていると、後ろのおじさんが教えてくれました。

390メートル。谷底までが173メートルやけん。

390メートルということは、往復780メートルということです。

それを、このたらたらしたスピードで進むのでしょうか?かなり、いらいらしそうです。

一歩一歩進み、ようやく橋の上に入りました。でも、すぐ後に持ち主は気がついたのです。

さっき入ったと思ったのは、橋の入口ではなかったのです。

なぜなら橋だと思ったところから数メートル先がゆらゆら揺れていたからです。

そこまできて、持ち主は初めて知ったのです。

この橋が、巨大な390メートルのつり橋だったことを。

よく見ると、看板にも、九重夢大「吊」橋と、書いてあるではないですか。

持ち主姉が叫びます。

TJ、ちゃんと入れた?落としたら、取りに行けないからね。

当たり前です。下は谷底です。

巨大つり橋は、揺れます。ワイヤーは、ところどころでぎしぎしと音をたてます。

下は谷底です。横を見ると、山の間に滝が流れています。絶景です。しかし、こわいです。

歩こうとすると、橋が揺れてまっすぐ歩けません。ふらふらしながら進みます。

橋の巾は狭く、3人が並べる程度です。

持ち主はただ、前方を歩く人の背中を見ながら、まっすぐに進むだけです。

たらたらしていらいらなんてしません。ただ、淡々と歩くだけです。

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ようやく向こう岸にたどり着きました。

もう、足の下は揺れていません。

ぼくらは、一休みしました。

でも、安心できません。

まだ、帰り道があるのです。

持ち主は言いました。

これは夢大吊橋じゃないよ。

悪夢大吊橋だぁ。

帰り道は、行きより早く進みましたが

相変わらず恐怖でした。

持ち主は、もう当分、吊り橋を渡りたくないと思っています。

☆TJメモ☆

九重”夢”大吊橋