月別アーカイブ: 2010年12月

しろくま再びシンガポールへ行く〜36〜

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○ナイトライフ2○

今回の目的のひとつは

ナイトライフもがんばる!なので

持ち主たちは

いくつかの気になるお店を

チェックしていました。

ビール大好きなエリーが

ビールを造っているレストランに

行きたいと言うので

持ち主は、店の場所を

チェックしておきました。

その場所は、クラークキーです。

しかし持ち主は、シンディが夕飯をクラークキーで食べようという話をしたとき

全くこの店のことを忘れていたのです。

クラークキーに着き、シンディは

あちらこちらとふたりを連れて行ってくれるのですが

店を決める様子はまったくないようです。

クラークキーに来たのは、行く予定の店があるからなのか

とりあえず来たのかもわかりません。

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持ち主は、ふと思いました。

このまま

あと30分以上は

歩き続けるんじゃないだろうか?

足が痛くて、もう歩けないぞ。

その時、思い出したのです。

確か、エリーの行きたかったお店が

この付近であったことを。

持ち主は、ガイドブックを

すごい勢いで確認します。

ようやくお店を探し出し、シンディにここに行きたいと

言ってみると、姉さんは言いました。

さっき、通ったところじゃない。もう、早く言ってよ

はい。その通りです。

でも、持ち主は再度認識したんです。

シンガポーリアンと付き合うには、遠慮は禁物。自己主張すべし。

振り回されるな。振り回せ。

そんな教訓を得ながら、2日目は終了しました。

☆TJメモ☆

できたてビールが飲める店
BREWERKS 30 Merchant Rd.,#01-05/06 Riverside Point
時間によって、ビールの値段が変わります。

しろくま再びシンガポールへ行く〜35〜

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○マーケット○

チャイナタウンで

なにが欲しいのかを

聞かれたエリーは

シルクのパジャマ

と、答えました。

すると、シンディ姉さんは

ローカルネットワークを駆使し

さっそくシルクパジャマの

安いところを調べてくれました。

そこは、デパートOGとピープルズパークの近くにあるマーケットだったのですが

かなりローカル色の強いところです。

洋服中心のマーケットですが、かなり安くて気になるものがたくさんあります。

エリーお目当てのパジャマは、色やサイズなど、選べる範囲は少ないですが

なんといっても、価格がデパートより7〜8割安いところが魅力です。

恐るべし、ローカルネットワーク。

でも、ごちゃごちゃしていて、場所がよくわからなかったので

行きたくてももう、行き着けない気がします。

しろくま再びシンガポールへ行く〜34〜

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○おやつ○

前回

チャイナタウンには

あまり行けなかったので

今回は、少しゆっくり

散策することにしました。

と、言っても、お土産屋さんを

ぶらぶらするくらいです。

しばらく歩いてから

シンディ姉さんオススメの

チャイニーズデザートの店へと行くことになりました。

頼んだのは、マンゴーサゴ、ヤムいもにかぼちゃが乗ったもの

それからアーモンドペーストと、もうひとつはコーンかなにかの甘いスープです。

3人なのに、なぜかデザートが4種類です。

その中でも、芋、栗、豆好きのエリーが気に入ったのは、ヤムいものようです。

そんな持ち主たちの隣の席には

ふっくらしたおじさまと小柄なおばさまの夫婦が座っていました。

ふたりは、セサミペーストを食べています。

おじさまはかなりの甘党のようで、持ち主たちに、日本人か?と聞くと

どのデザートがおいしいかを、メニューで説明してくれました、

おじさまの一押しは、雪花氷というふわふわかき氷の抹茶味だそうで

説明ついでにそれを追加注文しました。

すると、食べ過ぎよ!とばかりに、おばさまに叱られていました。

またおばさまは、仕事で日本にいたことがあるそうで

片言の日本語でいろいろ話してくれます。

そんなふうに持ち主たちのテーブルは、和気あいあいとしていたので

お店の人は、持ち主たちとおばさまおばさまたちを

ファミリーだと思っていたようです。

しろくま再びシンガポールへ行く〜33〜

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○パンクチュアル○

シンガポーリアンタイムを

15分プラスして計算しても

3時には

間に合いそうにありません。

しかも、ブギスストリートは

大変混んでいて

身動きが取れないのです。

ようやく混雑を抜け

持ち主たちがシンディ姉さんへの

お土産を取りにホテルに帰ったとき、時刻は3時をかなりすぎていました。

その時、電話が鳴りました。シンディからです。

なんでホテルにいるのよー?と、怒られた持ち主たちは

ごめんなさい。と謝って、再び待ち合わせ時間を設定し直しました。

再び設定し直した待ち合わせ時間には、十分間に合った持ち主たちですが

しかし、今度はシンディ姉さんがやってきません。

エリーは、時間に遅れたから、怒って帰っちゃったかな?と心配しています。

持ち主は、ちょっと思っていたんです。

いつも15分から、ひどい時は1時間くらいは待たす

シンガポーリアンタイムを生きる方々。

たまには待ってくれてもいいんじゃないの?

しかし、シンディ姉さんを待ちながら

小心者の持ち主は、つくづく思ったのです。

やっぱり、待つことになっても

時間通りに待ち合わせ場所にくることが性にあっていると。

こうして、もんもんと悩む持ち主とエリーの前に

シンディ姉さんがニコニコしながら現れたのは

約束の時間から、1時間近く過ぎてからなのでした。

しろくま再びシンガポールへ行く〜32〜

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○ブギス○

持ち主の仮説に従って歩いて行くと

途中から普通の道がでてきました。

やはり

あのホテルの一部のような部分は

列記とした道だったのです。

まさか、あんなところが

道だなんて

まったく思いつきませんでした。

ブギスに着くと、そこから

スルタンモスクまで歩き

見たいものを見て

買いたいものを買っていた持ち主たち。

そのとき持ち主は、時刻が3時10分前であることに気づきました。

まずいです。

実は、シンディ姉さんと、3時にチャイナタウンで待ち合わせをしているのです。

しろくま再びシンガポールへ行く〜31〜

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○アルバート・ストリート○

ホテルに戻った持ち主たちは

次に、ブギス方面に行こうと

地図を確認しました。

スルタンモスクのある

アラブストリート周辺は

持ち主たちのホテルから

歩いて行けそうです。

ブギス・ストリートには

持ち主たちのホテルの近くにある

アルバート・ストリートをまっすぐに行けばよいようです。

ふたりは、アルバート・ストリートを探してホテルを出ました。

ところが、ホテルの側には道がないのです。

ずいぶんホテルから離れたところに来て、ふたりは顔を見合わせました。

こんなに、離れているはずないよね。

そのとき、持ち主は思いつきました。

持ち主たちのホテルは、道をはさんで両脇にショップハウスが建っています。

これまで、ホテルの私有地だと思い込んでいたあの土地

もしかしたらあれがアルバート・ストリートなのではないのでしょうか?

よく考えれば、ホテルの名前はアルバートコートホテルです。

持ち主たちは、ホテルに戻ることにしました。

しろくま再びシンガポールへ行く〜30〜

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○お買い物○

元気なおばさまたちと別れると

ふたりはテッカセンターの

マーケットをのぞいて見ました。

その日は日曜日だったので

たくさんのマーケットが

開いています。

肉屋さん、魚屋さん

花屋さん、果物屋さん。

見たこともない食べものもあって

ふたりとも大興奮です。

その時、マーケットのどこかで、ふわりとドリアンの香りがしました。

やはり、ここはシンガポールなのです。

マーケットで洋梨を買って、その後はお買い物がてらぶらぶらしました。

そして、エリーは像のティッシュカバーを

持ち主は、きらきらがたくさんついたインド製の靴を買いました。

ちなみに、どこで履く予定なのかは、自分でもよくわからないらしいです。

しろくま再びシンガポールへ行く〜29〜

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○日本人ですよ2○

できあがったロティに

ふたりはかじりつきました。

人気店だけに、おいしいです。

エリーも気に入ってくれたようで

無心に食べています。

でも、ついさっき

コーヒーとリッツを食べたので

ちょっと食べすぎかもしれません。

ふたりがロティに夢中になっていると

日本人のおばさま4人組がやってきました。

ガイドブックを見て、ここまでやってきたのでしょうか?

朝からすごいパワーです。

リトルインディアは、中心部から、少し辺鄙なところにあるので

かなり早く起きて、地下鉄に乗ってやってきたにちがいありません。

そしてテッカセンターは、結構入りにくいローカルな建物です。

おばさまたちは、あら、いろんな種類があるわ。と、話しています。

そして、一人のおばさまが、持ち主たちの近くに来て、これはなにかしら?

と言ったので

オニオンとチーズです。

持ち主が答えると、おばさまたちは驚いて、

あら、日本の方だったの?

と、言いました。

はい。

持ち主が答えると、

こちらにお住まい?

と、聞かれました。

観光客です。

持ち主が答えると

あら〜。

と、おばさまたちは言いました。

それほど英語ができるわけでもなさそうで、旅慣れた感じもしない

おばさまたちは、かなり勇気のあるタイプだと思います。

けれどもそれは、一歩間違えれば、向こう見ずにも見えます。

しかしその向こうみずさは、もしかしたら、持ち主たちも同じなのかもしれません。

慣れていること、安心感があること、これは危険です。

持ち主は、おばさまたちの行動を見て、もう一度心を引き締めるのでした。

しろくま再びシンガポールへ行く〜28〜

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○ロティ・プラタ○

部屋に戻ったふたりは

いよいよ本格的な

朝ごはんに出でかけます。

持ち主は、かばんを持つのが

面倒くさかったので

布袋にウェットティッシュ

ガイドブック、水

それからぼくをつめこみ

テッカセンターに出かけます。

テッカセンターは

1階がホーカーズ(屋台)とマーケット

2階がインド系の衣料品を扱っている建物です。

ガイドブックによると、テッカセンターに

おいしいロティ・プラタ屋さん「Ar-Raman Royal Prata」があるらしいです。

ロティ・プラタというのは、生地を薄く伸ばして、

重ねながら焼いたクレープのようなもので、カレーソースなどをつけて食べます。

お目当ての屋台に着くと、たくさん人が並んでいます。

ロティの種類は、ニンニクや玉ねぎ、たまごが入ったものから

チョコレートやジャムが入ったものまであります。

エリーと持ち主は、チーズと玉ねぎを注文してみることにしました。

しろくま再びシンガポールへ行く〜27〜

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○いいホテル?○

前回の旅では、朝から晩まで

ぎっちりと予定を入れていましたが

今回の旅は、のんびりモードに

することになっていました。

とりあえず

この日の最低限の予定は

シンガポーリアンの

シンディ姉さんと

会うことだけです。

9時頃に

のそのそと起き上がったふたりは

だらだらと支度をしながら

今日の予定を決めます。

とりあえず、テッカセンターに、ロティプラタを食べに行って

周りのお店をふらふらしよ〜。

持ち主が提案すると、いーよーと、エリーも賛成しました。

でも、その前に

エリーは真剣な表情で言いました。

もちゃ、飲みに行く!

そうなんです。エリーときたら、昨日飲んだもちゃ=モカを

すっかり気に入ってしまったのです。

ふたりは、再びマグカップを手に、だらだらとロビーに降りていきました。

すると、コーヒー、ビスケットだけではなく、りんごまでが置いてあります。

これはもう、頂くしかありません。

ふたりは、若干消毒くささが漂うロビーのソファーで

ゆったりとくつろぎながらコーヒーを飲むのでした。

このホテル、初めは嫌なところばかりが目につきましたが

よいところもあるようです。