ぼくの持ち主が働く職場には
いわゆる草食系と
言われる風貌の
男子が多くいるようです。
持ち主が共に仕事する男子も
小動物のような雰囲気です。
それはまだ
持ち主がこの会社に
来たばかりの頃でした。
この若い男子に
小動物のようですね。
と、言ったところ
彼は、少々憂うつそうな面持ちで応えたのです。
嫌なんですよね。そう言われるの。
じゃあ、なんて言われたいの？
持ち主がたずねると、彼は、少し考えてから言いました。
ダチョウ。
その回答を聞いた時、ここでもやっていけるかも。
と、持ち主は思ったのでした。
ぼくの持ち主は
久々に変わった夢を見ました。
どうやら持ち主は
旅行に来ているようなのです。
場所はトルコらしいです。
そこには、プールみたいな
不思議な川が
激しく流れていますが
なぜか、みんなそこで泳いでいます。
持ち主の友達が
そこに入りたいというのですが
持ち主は渋ります。
仕方なく、足だけを川の淵につけていると
かごを持ったお姉さんがやってきました。
そして、かごの中の温泉の素を買わないかと言いました。
じつはこの川は人口的にできていて
川の水には温泉の素が入ってるそうなのです。
ちなみに温泉のもとは、ツムラが開発したそうで、ひとつ40円だそうです。
隣のおばさんが温泉の素を購入した時、持ち主はぱちりと目を覚ましました。
ぼくの持ち主
ようやく風邪はなおりましたが
いまだにコホコホ咳をします。
そんな持ち主に
会社のおじさまが
のど飴を買ってくれました。
持ち主の咳を
心配してくれたようです。
おじさまにお礼を言うと
おじさまは、ちょっと照れたのか
おどけたことを言っていました。
でも、そのやさしさに
持ち主はとってもじーんとしたのでした。
その朝、ぼくの持ち主は
なぜか５時半に
ぱちりと目が覚めました。
暑かったので、窓を開け
またベッドに戻ったのです。
すると、どこからともなく
歌声が聞こえてくるではないですか。
男性の声でしょうか？
なかなか上手です。
でも
まったく聞いたことのない歌です。
節回しも聞いたことありません。
日本語ではないようにも聞こえます。
それを聞きながら、持ち主はうとうとしたんです。
目覚めて、持ち主はあの歌を思い出そうとしました。
ですが、思い出せないのです。
リズムも曲調もなにも思い出せません。
あの不思議な歌。あれは夢だったのでしょうか。
あつい。
と、言っても
暑い話ではなく、熱い話です。
その日、コーヒーを飲みながら
ビンに手を突っ込み
中に入ったチョコレートを
食べていたぼくの持ち主。
たぶん、テレビに
集中していたんだと思います。
チョコレートのビンだと思って
手を突っ込んだ瞬間
持ち主は、あちっと叫びました。
そうです。持ち主が手を突っ込んだのは
チョコレートが入ったビンではなく
熱いコーヒーの入ったカップだったのでした。
熱い思いをしただけでなく、手を引き抜いた瞬間
コーヒーも飛び散り、掃除の手間が増えました。
みんなさん。よそ見には、くれぐれも気を付けましょう。
テレビを購入したので
少し部屋の整理をはじめた
ぼくの持ち主。
この家に住んで８年。
ずいぶんモノが増えました。
ここらで、少し整理して
捨てないといけないでしょう。
でも、なんだか捨てられないんです。
本はもう一度読むかもしれないし
壊れた機械は修理に出せば使えるかも。
携帯電話は、普通に捨てたら危険かも。と。
持ち主ったら、以前は潔く捨てていたのに。
どうしたんでしょうか？
年ですか？
このままだと、モノであふれかえりますよ。
おたくのテレビ
地デジ化してます？
実はぼくんち、まだなんです。
でも
グータラのぼくの持ち主も
しばらく放置していたんですが
先週ようやく
テレビを購入しました。
でも
マンションのアンテナ工事が
来週なので
まだアナログなわけです。
で、持ち主が新品のテレビを裏返してみたところ、驚愕の事実が判明しました。
アナログ端子がないのです。
よく考えてみれば、今年製造のテレビですから
アナログ端子がないのも当たり前かもしれません。
でも、おかげで来週までテレビが見れなくなりました。
テレビっ子の持ち主には、大変辛いことです。
見てください。
ぼくが乗っているもの
そうです。自動掃除機ルンバです。
今日は、ぼくの持ち主の
先輩のお家にお邪魔して来ました。
なんと、そこに
ルンバのるんちゃんがいたのです。
先輩がるんちゃんを
動かしてくれたので
さっそく乗ってみました。
るんちゃんは、意外と動きが早く
激写するのに、持ち主が四苦八苦しています。
その動き、なかなかかわいいです。
その上、意外ときれいに掃除してくれるので
大変よいとのことです。
ぼくも、るんちゃんが欲しくなってきました。
