月別アーカイブ: 2012年9月

おしゃれ

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ぼくの持ち主は、電車の中で
すごい人を見てしまいました。
なんとその人は
左右の靴の色が違うのです。
それもなんと
右が紫で、左が緑という
斬新な色の組み合わせです。
ちなみに
靴の種類は、クロックスという
あのサンダルのようなタイプです。
しかし、色違いの靴をはくなんて
マンガくらいでしか
見たことがありません。
はじめて見た持ち主は大興奮で、大喜びでした。

カシテナイ

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ぼくの持ち主は
知り合いの美術家さんの
個展に行って来ました。
この方の作品は
大変興味深いのですが
彼女が発する言葉も興味深いです。
作品は
大変手が込んでいます。
それらを見て
この作業、大変ですよね。
持ち主が言うと、その方は答えました。
課してないから。
なにかを課して、作っているのではなく、自分のやりたいように
作っているから、大変ではないのだそうです。
持ち主は、自分のことを考えてみました。
課してます。いろいろと課しています。
課さなくてもよくなるまで、時間がかかるのよ。
彼女は言いますが、持ち主にも、そんな日が来るのでしょうか。
(新宿駅で、モモずきんに出会いました。)

ステマ

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ぼくの持ち主は
グリコのストローで食べる
朝食りんごヨーグルトを
買いました。
朝食りんごヨーグルトの
液状バージョンです。
この液状ヨーグルトを
ストローで吸って食べるのですが
飲むヨーグルトとは
ちょっとちがいます。
もう少し固めです。
りんごも固形です。
ストローで吸えばいいので、スプーンで食べるより気楽に食べられます。
味は結構おいしいです。
ただ、底の方に残ったりんごを吸いきれないのは残念です。
つぶつぶオレンジを飲んだ後の残念さぐらいの残念です。
でも、キャップをとってアルミの蓋を剥いて、大きなスプーンを使えば
ちゃんと最後の一粒まで、りんごを堪能できます。
みなさんもぜひ、お試しください。

整理整頓

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長らく同じ所に住んでいると
どんどん物が増えて
そしてなんとなく、置き場所が
決まっていきます。
けれども決まった場所が
便利な訳ではないのです。
そこで、ぼくの持ち主は
家中の整理整頓をすることを
思いつきました。
ものの置き場所を考えながらなので、面倒くさいのですが
整理と掃除、それから必要ないものの断捨離断は
なかなか気持ちよいものです。
これまで、なんとなくネクラかった持ち主が
少しだけイキイキしてきたのも、よいことだと思います。

イケメンのお迎え

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イケメンのお迎え
ぼくの持ち主が
ヘトヘトになりながら
駅の改札を出ると
そこにはさわやかなイケメンが
立っていました。
自転車を押しながら、誰かを探して
キョロキョロしています。
違います。
持ち主の知り合いではありません。
でも、さわやかなイケメンなので
すっかり見とれてしまいます。
どんな女の子を待っているのか
ちょっと興味本位で振り返ってみました。
すると、そこには
大きな袋を下げた年配の女性の姿が。
お母さまでしょうか?
あんなイケメンに迎えに来てもらえるなんて、うらやましいな。
持ち主はつぶやきながら、家路に着きました。

修理

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最近、ぼくの持ち主の生活用品が
壊れたり、破れたり
していたのですが
あまり気にせず
放置していました。
例えば、洗濯物を干す
ピンチハンガーの
洗濯バサミが割れたり
スタンドの電球をつける部分が
割れたり、鍋つかみに穴が
あいたりです。
壊れたままだと、なんだか貧乏くさいので、買い替えようと思ったのですが
長年使ってきたものなので、捨てるに忍びないです。
そこで、ピンチハンガーの洗濯バサミは、すべて新しいものに付け替え
鍋つかみには継ぎ当てをしました。
スタンドの部品も手に入りそうなので、そのうち入手して直そうと思います。
買い直すよりも修理した方が、お金もかからず、ゴミも少ないのでよいです。
ただ、少し面倒くさいです。

小さい秋が見つからない

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小さい秋が見つからな~い。
ぼくの持ち主が叫んでいます。
9月も半ばに
さしかかったというのに
暑くてたまりません。
秋はどこに来てるのでしょう?
確かに、朝晩は
ずいぶんと涼しくなりました。
でも、風の通らない場所で
作業すれば
あっという間に汗だくです。
今年は、このまま秋が来ず、そのまま冬に突入するという
情緒のない感じになるんでしょうか?
なんか嫌です。どこかに小さい秋、ないでしょうか

厄落とし

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ぼくの持ち主は
物を大切にする方なのですが
なぜだか最近
物をよく無くします。
落としてがっくりしたのは
折りたたみ傘のカバーでした。
折りたたみ傘は、あれがなくなると
急にショボくなるような
気がします。
その上、もっと悲しいことに
お気に入りの日傘のカバーまで
なくしてしまいました。
日傘カバーは、折りたたみ傘カバーの倍ショックです。
そして、それほど日が経たないうちに、日傘を止めるボタンまでなくなりました。
こんなに傘関係で無くしものをするとは。
お天道さまを怒らせた記憶はありません。
持ち主は、ボタンがなくなり、だらしなくヒラヒラする日傘を見ながら考えました。
これは、もしかしたら厄落としかもしれない。
大切にしていた日傘の一部が、わたしの災難に代わり、なくなったのかもしれない。
納得して持ち主は、日傘に違うボタンをつけ、日傘カバーも作りました。
これで、なくなったカバーとボタンも浮かばれると思います。

あきた

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それは、ぼくの持ち主が
銀座の街を
歩いているときのことでした。
目の前に、なんともその場に
そぐわない言葉が
見えたのです。
そこには、赤字で大きく
書いてあったのです。
あきた
おまけに、その上には
ユタカな国へ
と、あります。
豊かな国に飽きた?
考えながら、持ち主は歩きました。
一体なんの看板だろう?
しかし、謎は簡単に解けました。
「あきた」の向こうに、「びじん」
とあったのです。
あきたは、飽きたではなく、秋田でした。
でも、なんの広告だったのかは、結局わかりませんでした。

武闘派

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ぼくの持ち主は
おとなしそうに見えるらしい
ですが、じつは武闘派です。
熱く、喧嘩っぱやく
そして短気です。
でも、年を重ねるにつれ
ずいぶんと
温厚になったと思います。
さて、それは先週のことでした。
一部システム化する社内業務の、会議に出るように言われていた持ち主は
熱く煮えたぎる闘志をかろうじて抑えていました。
なぜなら、資料を見ただけで、持ち主の周りの人々の作業が
このシステムの導入によって、増えることが分かっていたからです。
合理化すると言いながら、業務を把握せず
形だけのシステムの導入となることは、よくあることですが、やっぱりイライラします。
しかし、大人になった持ち主。あまり戦うのもよくないかと思い
提案内容だけを頭の中にまとめていました。
しかし当日、会議は戦場と化したのです。
そこに殴り込みをかけたのは、持ち主ではなく持ち主のボスでした。
ボスも、システム化が負担増になることに怒りを覚えていたのです。
そこで持ち主も、戦場に降り立ち、ボスを加勢しつつ、具体的提案を熱く語りました。
結果、持ち主の提案は受け入れられ、ボス、持ち主組は勝ったのです。
一緒に会議に出ていた方々は、その激しい戦闘の様子に
二人ともすごかった~。と、笑いながら言いました。
結果もうまくいき、戦いに勝った持ち主は、しかしふと思ったのです。
本来、二人組で、一人が熱り立っていたら、他方はまぁまぁと相方をなだめながら
自分たちの申し出を通すというのがお約束ではないでしょうか。
申し出は通りはしましたが、二人で荒々しく戦ってしまいました。
これは、戦い方としてはうまくないかもしれません。
これからは、荒れ狂うボスを抑えながら、温厚派に転向する方がうまくいくかもしれません。