ぼくの持ち主は
あるお店で
オレオのささった
マフィンを見つけました。
ちょっと興味深かったのですが
甘すぎるのではないかと思い
その時は購入を止めました。
それが本日
違うお店でまたまた
オレオのささったマフィンを見つけ
ついつい買ってしまったのです。
カロリーがすごそうですが、朝ご飯に食べるならば大丈夫でしょう。
マフィンを見つつ、明日の朝ごはんが楽しみでなりません。

ぼくの持ち主は
その日の真夜中
動物が動き回るような音で
目を覚ましたのです。
フローリングを
カサカサ走っている
と思われる音は
犬か猫の爪の音みたいです。
でも
持ち主は動物を飼っていません。
そして次の瞬間、金縛りが始まりました。
持ち主は恐怖で焦りながら、落ち着け、落ち着けと言い聞かせました。
持ち主は、身体の力をぬくことで、金縛りから抜け出すことができるのです。
なんとか金縛りから抜け出しても、持ち主はこわくてこわくて
目をつぶったまま布団をかぶりました。
朝、目覚めると、昨晩の恐怖はどこへやら。
なんだか、すっきりしています。
でも、持ち主は思うのです。
あの、カサカサした音はなんだったのでしょう？
ゴキブリ？ねずみ？
それならば、おばけの方がマシな気がします。

今日は、ぼくの持ち主が暮らす
小平市の住民投票の日でした。
木々繁る玉川上水を分断して
道路を作る計画を
見直すかどうかを
住民に問うという投票です。
実は持ち主、この住民投票が
あることは知っていたのですが
それほど興味があるわけでは
なかったのです。
しかし、投票日が近づくにつれ
数人のお友達から
投票に行って欲しいという連絡を
Facebookやメールで受けました。
普段、お友達と、政治的な話や社会的な話をすることは、ほとんどありません。
けれども、みんな意外と社会派で、持ち主はちょっとうれしくなりました。
面倒くさがりの持ち主を動かしたのは、お友達たちの熱い気持ちだったのです。

ぼくの持ち主のところに
大先輩から個展の案内が
届きました。
持ち主の両親より
はるかに年上である彼女。
体調を壊されていたそうですが
個展を開くまでに
回復したそうです。
持ち主のことを
根気よく応援してくれて
褒めてくれた大先輩。
その復活に持ち主はとってもウキウキしてしまうのです。

ぼくの持ち主は
コンビニで支払いをしようと
トコトコ歩いていました。
コンビニの前に着いて
お店に入ろうとしたら
入り口がありません。
あれ？っと思って
よく見ると、そこにあったはずの
コンビニがなくなっていたのです。
確か、先月まではあったはず。
と、いうよりも、毎日近くを通っていたのにまったく気づきませんでした。
最近、残業ばかりで疲れていたし、周りをみる余裕もなかったのでしょうか？
なんだかショックです。

ぼくの持ち主が
まだ小さかった頃
いくつかの夢がありました。
サンリオで働くこと。
お嫁さんになること。
それから
お菓子に囲まれて暮らすこと。
持ち主は、小さい頃から
お菓子が大好きだったんです。
さて、今持ち主は
お菓子に囲まれながら
仕事をしています。
そうなんです。
持ち主の夢のひとつは、叶ったのです。
夢が叶うなんて、本当にすばらしい人生です。

ぼくの持ち主が
ふらりと立ち寄った
北海道展にて
なんと、ももくまラーメンを
見つけました。
このシリーズの
しろくまラーメンは
親切なお友達に
何回か頂いていたり
していたのですが
ももくまラーメンに出会ったのは
初めてだったので、大興奮でした。
しかし
これ、買う！
と、持ち主が宣言すると、一緒にいたお友達が眉をひそめました。
なぜなら、お会計場所付近には
たかだか、ラーメン一個のために並ぶには、ためいきがでるほどの長蛇の列。
でも、並びました。そして、ラーメンを入手しました。
持ち主、がんばりました。お友達も、あきれながら耐えてくれました。
ちなみに、しろくまが塩味で、ももくまは醤油味らしいです。
これから、お味見いたします。

ぼくの持ち主は
集中力がある方なのですが
集中するまでに長い長い時間が
かかります。
エンジンがかかってしまえば
寝ずにも走れるくらいですが
なかなか
エンジンがかからないのです。
そんな持ち主は、ネットで調べてみました。
集中できる音楽。
集中できる音楽で候補にあがるのは、雨音。自然の音などです。
さっそく聞いてみます。
ダメです。眠たくなります。
小さめにしてみます。
ダメです。もっと眠くなります。
結局、大音量とはいきませんが
小音量で好きな音楽をかけていたら集中してきました。
集中って、難しいです。

ゴールデンウィークが
終わります。
ぼくが、この長いお休みの間
日記も書かずに何をしていたか
と、言うと
持ち主の世話をしていました。
個展付近になると
なんともナーヴァスになる
ぼくの持ち主。
明日、できることは明日やる。
そう言うならば、早くに寝てしまえばいいのですが
寝ることもしません。
毎日、夜中の３時頃までぼーっとしていました。
この、ぼーっとしているのが大切なのかもしれませんが、ぼくは心配です。

今朝、むくりと起き上がったぼくの持ち主。
ぼくをつかんで、言いました。
ＴＪ、かわいいなぁ。
その日
持ち主は夢を見たそうです。
細かいところは
忘れてしまったそうなのですが
こんな夢だったそうです。
なんだか、ぼくが無惨にも
壊れかけていたので
ぼくの部分部分をはさみで
切り取りながら、ちがうぬいぐるみに
懸命に縫い付けていたそうです。
ぼくは、ぺったんこになっていて、原型をとどめていなかったらしいです。
そのとき、持ち主の後ろでは、だれかが彼女と別れた話をしていたらしいです。
それを聞きながら作業をして、このＴＪ、かわいくないなぁ。
と、思っていたらしく、冒頭のＴＪ、かわいいなぁ。
に、つながったようです。
そのオカルトちっくな話を聞いて
ぼくはなんだか持ち主のことが心配になってしまいました。
大丈夫でしょうか？