仕事をするとき
どうにも姿勢が悪くなてしまう
ぼくの持ち主。
集中すれば集中するほど
おしりが前に滑ってきて
寝てるみたいな格好に
なってしまうのです。
ある時、隣の席のお兄さんが
静かだな。と、思い
ふと横を見ると
なんと、持ち主と同じ姿勢になっているではありませんか。
はっと気づいたお兄さんは、言いました。
この姿勢、集中できるんだよね。
そうなんですよね。お兄さん。
集中できるんですよね。
月別アーカイブ: 2014年3月
アイスボーイズ
ぼくの持ち主が
仕事をしていたら
アイス部門の方がやってきて
アイスをくれました。
その日は、珍しく
ほとんどの営業さんが
内勤をしていたので
みんなアイスをもらいに
やってきます。
いろんなアイスがあったのですが
持ち主は、カロリーも考えて
アイスキャンディーにしました。
しかし他の営業さんたちはみな
ソフトクリームタイプのアイスを手に取り出したのです。
そして、嬉しそうに食べ始めました。
しかし、仕事中ゆえ、真剣な議論も始まります。
よい大人が、4、5人輪になって、アイスを持ちながら討論しているのです。
もう、面白すぎます。
カクテルの頼み方
飲み会の帰り道
数人の人と一緒になったので
バーに行く事になりました。
ぼくの持ち主は
お酒が強くないので
あまりバーには行きません。
お酒の種類も知りません。
だからいつも、おまかせにします。
その日も、お酒が少なめ、フルーティーな感じでお願いします。
と、注文したら、一緒にいた営業さんにびっくりされました。
別のお姉さんも、じゃぁ、わたしは春らしい感じで
と、頼むと、これまた営業さんにびっくりされました。
そうして出て来たのは
ピーチとトニックウォーターとグレープフルーツジュースのカクテルで
飲みやすくて美味しかったです。
お姉さんには、桜のリキュールのカクテルが出て来て
こちらも春らしくてよかったです。
まったく、ふたりともわがままなんだから!
と、営業さんにはあきれられましたが
知らないことは、知ってる人に任せると
美味しいものに出会える確率が高くなると思います。
伝染1
いつもポジティブな
ぼくの持ち主は
仕事中も
できなかった事ができたり
よいアイデアが浮かぶと
ひとりで自画自賛しています。
たいていの場合
天才だわ!天才!さすが、わたし。
と、つぶやくのですが
周りはみな、慣れてしまったのか
だれも突っ込むことはありません。
ちなみに、グループの誰かがうまいことをやると
さすが!できる男は違いますね!天才ですね!
と、惜しみない賛辞を送ります。
はじめは、戸惑っていた営業さんたちも、すっかり慣れて
まあね。
とか
やっぱり?おれ、天才?
などと、答えてくれるようになりました。
そしてそれは、起こったのでした。
朝からずっと画面に向かってブツブツ言っていた隣の席のお兄さん。
いきなり叫びました。
やった!さすが!やった!いや、もう、さすがだよね。当然だよね。
なかなか合わない計算が合って、大興奮していたのです。
持ち主のポジティブが、すっかり伝染した瞬間でした。