月別アーカイブ: 2015年12月

寂しい夜

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昨夜ぼくは、品川に泊まりました。
持ち主とホテル?

いいえ。ちがいます。

お友達のお家に預けられた?

いいえ。ちがいます。

ひとりで会社に泊まったのです。
そうなんです。持ち主がぼくを会社に忘れて行ったのです。

広い真っ暗なフロアにひとり。
とても寂しかったです。

持ち主も反省しているかと思いますが、当分ぼくは怒っています。

ドレスコード パンダ

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翌日のランチは中華に行こうと決めていた持ち主たち。
帰りがけにお友達が言いました。

あしたのドレスコードはパンダね。

パンダ?

そう。パンダ。

お友達は余裕で微笑みます。そりゃあそうです。
なぜって、お友達はパンダ柄のスカートを持っているのです。

そして当日、パンダスカートにチャイナ風ブラウスを合わせるという
完璧なパンダコーディネートで、お友達は現れたのでした。

普通は持ってないですよ。パンダスカート。

衝動買い

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ああ。モノを増やさないように気をつけているというのに、ぼくの持ち主はやってしまいました。
なにって衝動買いです。

電車が来るまでに時間があったので、なんとなく小物類を見ていたのです。
そうしたら、なんとしろくま巨大ポーチを発見したのです。

し、しろくま!

持ち主は、ポーチを持ち上げます。
大きめなので、旅の時に下着類を入れるのに便利そうです。

値段は2,000円と、微妙です。
なぜ微妙かというと、1,000円なら悩まずに買ってしまうし、5,000円なら買わないのです。でも、中途半端な2,000円という値段。

欲しい。でも、衝動買いはいけない。一晩考えるべきか?
でもでも、最後のひとつっぽいし、すぐに売れちゃうかも。

悩んで悩んで、結局買ってしまいました。
だって欲しかったんです。

あと一歩!

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昨日のぼくの持ち主は、あと一歩!の1日でした。

まず、帰り道の横断歩道で、渡る寸前に信号が赤になりました。
次に、乗ろうとした山手線が、ちょうど行ってしまいました。
そして、次に乗ろうとした通勤特快が行ってしまい、今日はこういう日なんだと認識しました。

そうしたらやっぱり、次に乗ろうとした西武線が、持ち主が到着する寸前で行ってしまったのです。

今日は、そういう日なんです。そういう日って、あるんです。

持ち主父のお友達

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持ち主父の大学時代のお友達が、どうやらぼくの日記を読んでるらしいんです。

ぼく自身は、彼に会ったことはありません。
持ち主がこの方にお会いしたのも、20年くらい前なのです。

サラリーマン以外の職業の大人と話したことがほとんどなく、いまよりもっと真面目だった持ち主は、持ち主父のお友達が大学教授と聞いて、それはもう興奮したものです。

なにを話したかはあまり覚えていませんが、そんな大人の方とお話ができることが、とてもうれしかったことを覚えています。

あのピュアだった持ち主が、すっかりおかしな大人になり、しろくまと暮らしながら絵を描いているなんて、本当に人生とは不思議です。

こっちむいて

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持ち主がランチに行った時などに、ぼくは写真を撮ってもらいます。
日記の写真として使うためです。

そんなある日、ぼくが写真を撮ってもらっていると、前に座っていたお友達も、ランチの写真を撮っていました。
すると、お友達が言うのです。

TJがこっち向いてくれないから。

え。じゃぁ、そっちむきますよ。

お友達の方を向いたら、一枚写真をパシャりと撮ってくれました。

平和なお昼ですね。
しかし、周りから見たら、危ない人たちに見えていたかもしれません。

自動ドア

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それは、おいしいお昼を食べて、会社に戻ろうとした時のことです。

ぼくの持ち主は腕を組んで自動ドアの前に立ちました。
しかし、自動ドアが開かないのです。
すると、一緒にいたお姉さんとお友達が大爆笑し始めたのです。

ちょっとちょっと、立ってても開かないよ。

よく見るとそれは自動ドアではなく、手で触って開けるタイプのドアでした。
その上持ち主は、ドアの開かない方のガラスの前に立っていたのです。
ちなみにこのドアを通るのは初めてではありません。

真剣に腕組みをして、ドアが開くのをいまかいまかと待つ持ち主の姿が、よほどおもしろかったらしく、お姉さんたちはお腹がよじれるくらいに爆笑していました。

あのですね。疲れてるんですよ。持ち主はきっと。