むかしよく、持ち主はお遊びで水彩画を描いていました。
ここしばらく描いてなかったのですが、素敵なお葉書をいただいたので、お返しにがんばって水彩画を描こうと久々に水彩絵具を取り出したのです。

３０年くらい前、小学生だった持ち主に持ち主父が外国土産として買ってくれた外国の絵具です。持ち主父は、絵がとても好きだったので、よく画材をくれたのですが、当時の持ち主は、まったく絵に興味がなかったので宝の持ち腐れでした。

大学の授業で水彩画の描き方を習う機会があり、それからなんとなく遊びで描いていました。
発色がきれいなので、ずっと使っていましたが、アクリル絵具を使うようになって、すっかり忘れていました。

久々に開けた水彩絵具は、意外と劣化していませんでした。
高級絵具ってすごいです。

そして、興味のない持ち主に、持ち主父がずっと買い与えてくれていた画材を見つつ、結局絵を描く道を選んだ持ち主は、不思議な気持ちになるのでした。