ちょっと高級なポッキーをもらったぼくの持ち主は、それを冷やしておこうと、名前を書いてクーラーの吹き出し口に置いておいたんです。
するとボスが、
そんなとこに置いといたら、食べられちゃいますよ。
と、いうので持ち主は
名前書いといたから、大丈夫ですよ。
と、答えたんです。
翌日、ポッキーを食べようと取りに行ったら、持ち主のポッキーがなくなっていたんです。
ああ!ポッキーが!
と、持ち主が悲しんでいると、ボスが大大爆笑しながら言いました。
ほら!だから言ったじゃないですか!性善説なんて信じちゃダメなんです。言った通りになったじゃないですか。
もう、お腹を抱えて笑ってます。
でもそのあとね、ボスの高級ポッキーを持ち主にくれたんです。
ボス、意地悪そうでいて優しいんですよね。