昨晩、ふとんの中にいた持ち主は
びくっとしました。
なぜなら
猫の鳴き声がしたからです。
持ち主は
怖くなって起きあがりました。
ここは3階です。
猫がいるはずはないのです。
空耳だったのでしょうか?
それとも、猫好きの持ち主の妄想だったのでしょうか?
そのとき、また鳴き声が聞こえました。
持ち主は、思いきってカーテンをあけました。
すると、ベランダに猫がいるではありませんか。
確かに生きている猫です。
どうやら、どこかで飼っている猫が、ベランダにでてしまったようです。
大きな目で持ち主の顔をじっと見て、せつなそうに鳴く猫。
しばらく鳴いて、その子は自分の部屋に戻っていきました。
不意のお客さまでしたが、持ち主はなんだか幸せな気持ちになりました。
じゃ儂もいく
猫だから、いいんでしょ。