潜む

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楽しい夏休みが

終わってしまいました。

夏休み、例年通りぼくは

ぼくの持ち主の実家で

過ごしていました。

ある日、持ち主は

持ち主母と

お出かけすることになりました。

ところが

持ち主の持ってきたバッグは

小さすぎてぼくが入りません。

困った持ち主は、ぼくを洋服のポケットにいれてみましたが、なんだか不安定です。

それから持ち主は、ぼくを紙袋にいれてみましたが、なんだか邪魔です。

そんなとき、持ち主母のバッグが目にはいりました。結構、大きいです。

持ち主は立ち上がると、ぼくをつかみ、持ち主母のバッグに入れたのでした。

持ち主母は、ぼくが入っていることを知らないまま

ぼくを目的地まで運んでくれました。

そして、目的地でバッグを開いた持ち主母は、

潜んでいたぼくにようやく気づき、そして言いました。

あらやだTJ。入っていたの?どうりで重いと思ったわ。

ぼく、そんなに太ってないです。

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