しろくま韓国へ行く〜到着編〜

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うっかりもの

飛行機が着陸体制に入ります。

いよいよ4人は韓国に到着です。

入国を済ませた4人は

現地ガイドのお姉さんと

おちあいました。

まだ、ツアー客が全員そろうまで

時間があるので

ぼくの持ち主は、成田で大量に買い込んだ化粧品をスーツケースにしまうことにしました。

スーツケースに適当につっこもうとしたところ入りません。

化粧品が大量すぎるのです。

そこへ、マイキーが、行くよ〜。といいました。移動です。持ち主は焦りはじめました。

いそいで化粧品を出してスーツケースに鍵をかけ、マイキーたちを追い掛けます。

4人が団体客について移動していると、今度はマイキーを呼ぶ声がします。

振り返ると、ガイドのお姉さんが驚き顔で、そっちじゃありません。と叫んでいます。

なんと4人がついて行ったのは、ちがうグループだったのです。

危うく4人は、違うバスに乗るところでした。危ない。危ない。

しばらくして、なんとなく持ち主がバックに手を入れると

なんと、スーツケースの鍵がありません。

手探りで探してもありません。持ち主は顔面蒼白です。

持ち主は、買い物をたくさんすることを見込んで、大きなバックを肩からかけていました。

そのため、バックの中にはたくさんの荷物が入っています。

鍵を探すには、それを全部出さなくてはなりません。

鍵がなかったらどうしよう?どうしよう?

持ち主の心の中は平常心ではありません。パニックです。

でも、ドキドキしながら荷物を全部だして探してみると

下の方から、小さな小さなスーツケースの鍵がでてきました。持ち主はほっとしました。

心配してくれて探してくれたたみんなにも、あったよと、報告しました。

その時です。ガイドのお姉さんが歩き出しました。大変です。バスに乗るのです。

やっと鍵がみつかって安心したのに、持ち主はふたたびあわあわし始めました。

すべての荷物をバックに戻している時間はありません。

化粧品の入った買い物袋と、つっこめなかった荷物を手に持ち

スーツケースをひっぱって、持ち主はあせってみんなをおいかけました。

マイペースなぼくの持ち主は、こんな感じで、いつも団体の中では問題児なのです。

バックの中身

ぼくの持ち主の大きなバックの中には、いったいなにが入っていたのでしょう?

まず、パスポート、お財布、タオル、ティッシュ、お化粧道具、地球の歩き方ソウル編、

デジカメ、携帯電話、傘、のど飴、お買い物袋、パッチン袋、カイロ、

セーター、スカーフ、そしてこのぼくです。

のど飴をさがしていると買い物袋をつかんでしまい

タオルをさがしているとぼくをつかんでしまう。そんなとき持ち主は、

あるから。あるから。ぜったいあるから。ほらあった〜

と、いつもつぶやいていました。

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持ち主たちは

無事にツアーバスに乗り込みました。

すると、さっそく

ガイドさんの営業が始まりました。

汗蒸幕、アカスリ、レストラン、

それからオプショナルツアーの予約を

すすめてきます。

きっと、予約をとるといくらかのマージンが入るのでしょう。

われらのガイド、李さんはあまり押し付けはしませんが

静かに熱心に、言葉巧みに勧めてきます。

持ち主が夕飯の場所がホテルの近くにあるかを、軽く尋ねると

やっぱり、カルビでしょう!それでは、ミョンドンのカルビ屋に行きましょう!

車の迎えもありますよ。

と、危うく予約の罠にはめられるところでした。

当然かもしれませんが、ガイドさんは予約した人々には親切ですが

予約しない人々には無表情です。

バスの中のツアー参加者の方々は、みな韓国慣れしているようで話がマニアックです。

ガイドさんが、ナンタとジャンプという話をしていたのですが

持ち主にはまったくわかりません。

でも、バスの雰囲気はそうそう!そうなのよ〜。と、いった感じでノリノリです。

まるで異次元にいるようです。

となりに座るエニーに、なんの話かね〜?と聞くと、

エニーも、わからないわ。と、首をふりました。

あとでガイドブックを調べたところ

NANTAもJUMPも、有名なパフォーマンスショーのようでした。

さぁ、予約攻撃のあとは買い物攻撃です。

ツアーバスはこれから、DFSを2つもまわるのです。

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BBクリーム

はじめのDFSに到着すると

話題のBBクリームを購入しました。

ぼくの持ち主は、

会社で同じチームのお姉さんに

このBBクリームのことを

教えてもらいました。

日焼け止め、下地、美容液

ファンデーションが一緒に入っているそうで、女優クリームともいうらしいです。

お姉さんから、2980円までなら買ってきて欲しい。

との指令を受けていた持ち主は、DFSにあるBBクリームをチェックし始めました。

日本のソニプラで見たときは、5000円近い値段がしていましたが、

このお店では、9ドル、12ドル、16ドルとお安めです。

いろいろとお店のお姉さんが説明してくれますが

たくさんあって、もう、なにがなんだかわかりません。

いろいろ手にとり付けてみて、一番なじみがいいように感じた

16ドルのPERFECT COVER BB CREAMというのを買いました。

SPF42PA++です。

さっそく持ち主は、翌日にBBクリームをつけてみましたが

下地を塗らなくていいので楽です。見た目は、素肌感のある感じに仕上がります。

でも、一番の驚きは、化粧を落としたときに、顔がしっとりしていることです。

なかなかのおすすめです。でもエニーは、つけた感じがしないといって

BBクリームの上から、ファンデーションを塗っていましたが・・・

BBクリームのほかには、ドル安(1ドル=103円)のおかげで

アナスイのマニュキュアを1010円で購入できました。

ただ、DFSで購入した外国のものは、その場ではもらえず空港引き渡しのため

その日の夜にマニキュアを塗りたかった持ち主は、ちょっとがっかりしました。

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ロッテリア

一件目は、そんな感じに

そこそこ楽しめたのですが、

2ヶ所目だとさすがに飽きます。

それに、おなかがすいてきました。

するとジェシカが

入口にロッテリアの看板あったよ。

といいました。

さすが食情報に詳しいジェシカです。目の付け所がちがいます。

持ち主たちは、ロッテリアを目指し、DFSをぬけだしました。制限時間は40分です。

ロッテ百貨店の上にあるDFSから一階まで降りて外にでると、ロッテリアの看板がありました。

けれども、肝心のロッテリアが見つかりません。

4人は、怪しい階段を下りてみたり

広場を回ったりしてロッテリアを探しますがみつかりません。

そこで、正攻法でもう一度、違う入口からロッテ百貨店に入ってみると

右手に小さいロッテリアがあるではありませんか。ようやく食べ物にありつけます。

持ち主たちは、指差しとジェスチャーで、それぞれ注文を始めました。

持ち主が関心したのは、3人ともみんな、できないとか、やってとかは言わず

言葉がわからなくても、たんたんと指差し購入をしていることでした。

なんだか、頼もしいメンバーたちです。

韓国のポテトの塩味は控えめでした。けれども飲み物はずいぶん甘めです。

とくに、エニーが見ためで買ったアセロラジュース(たぶん)は、相当甘かったです。

無心にジュースをのんでいると、集合5分前になりました。

4人は、あわてて集合場所へ向かうことにしました。

ロッテリアをでてエレベーターの前までやってくると、隣にいたジェシカが叫びました。

2人がいないっ。

そうなんです。持ち主とジェシカが振り返らずにずんずん歩いていたら

なんと、マイキーとエニーとはぐれてしまったのです。

持ち主とジェシカは、近くを探しましたがみつけられません。

あきらめて持ち主たちは集合場所に向かいました。

マイキーとエニー捜索のため、だいぶ時間をロスしてしまった二人は走ります。

そして、集合時間ぎりぎりにようやく集合場所につくと

そこにはマイキーとエニーがいるではありませんか。

持ち主とジェシカは、ホッと胸を撫で下ろしました。

マイキーとエニーは、無料の地図を見つけたので、それをもらっている間に

持ち主とジェシカが見えなくなったのだそうです。

マイペースなB型である持ち主とジェシカは

後ろを振り返らなかったことを少し反省しました。

持ち主は、なにかに集中すると、他のことがわからなくなったり、見えなくなったりしがちです。

どうやら、同じB型のジェシカにも、そんな傾向があるようです。

でも、はぐれたくない持ち主は、これからはちゃんと振り返ることを心がけることにしました。

さぁ、お買い物は終わりです。

ホテルに向かい、ようやくバスは走りだしました。もうすぐで、あのホテルに到着です。

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