それは、日曜日のことでした。
外はほかほか暖かいというのに
家の中にいたぼくの持ち主は
寒いな、と、思っていました。
でも、なにもしませんでした。
用事があったので外に出てみると
太陽が出ていて
家の中より暖かです。
用事を済ませた後、行ってみたかった近所のカフェで、漫画を読みながらケーキを食べました。
その後、家に帰り、ご飯を作ってお風呂に入って寝ました。
変調が訪れたのは、朝方のことです。お腹に激痛が走ったのです。
持ち主は、トイレに駆け込みました。でも、出てほしいものは出ません。
しばらくトイレにいましたが、状況に変化が見えないため、
布団に戻り、痛みを堪えながら眠りました。
朝目覚めて熱を計ると、37度3分。お腹の激痛もおさまりません。
どうやら、風邪菌がお腹に入ってしまったようです。
こうして風邪をひいた持ち主は、2日も会社を休みました。
ああ、あのとき、寒いと思ったあのとき、手を打つべきでした。