それは、昨日のことでした。
会社から帰ってきたぼくの持ち主は
半泣きの状態で
家に飛び込んできました。
そして
ぼくのいる寝床までやってきて
叫んだのです。
TJ、よかった〜。
道ばたに落としたんじゃなくて
よかった〜。
そうなんです。
この人、ぼくのことを
家に忘れていったのです。
そのうえ、どこに置いたかの
記憶もなかったんです。
それも、今週に入って2回目。
疲れているのは、わかっています。
忙しいのも、知っています。
でも、そんな風に周りを見る余裕をなくすと
本当に大切なものを失ってしまうかもしれませんよ。
ぼくだって、家出するかもしれません。
「それはパニックになるわ~、持ち主さんの気持ちわかる~」
と、家来のトリー長官が言ってました。
トリー長官も「ハッ」として、「よかった、いた~」と言うこと、あります。
王さまをいっときでも忘れるなんて、失礼な!
でも、これから寒くなるので、家出は見合わせましょうね。
しゅわ王さま
ひどいと思いませんか?
大事だ大事だいいながら、忘れるなんて。
ぼく、ほんとうに傷ついてます。