ケナゲな心臓

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今日、ぼくの持ち主は

心臓エコー検査というものを

体験しました。

この間、倒れた時

気を失ったので

念のために検査を受けたのです。

そして持ち主は、生まれて始めて

エコーで自分の心臓を見たのでした。

心臓は、教科書でよく見る

形をしていました。

そして、とっくんとっくんと

一生懸命動いていたのです。

思ったより、ぜんせん小さいです。

そんなものが、この身体を司っているとは信じられないほどの小ささです。

これが、いままで持ち主が生まれてからずっと

止まることなく動いていたとは、なんとも感慨深いです。健気です。

持ち主は、小さな自分の心臓に、なんともジーンときたのでした。

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