こたろうさんのこと

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ぼくの持ち主の実家には

こたろうさんという

白い猫がいます。

こたろうさんは

心を病んでいます。

いつも自分の背中をむしるので

千円札くらいの

ハゲができています。

少し前のことです。

こたろうさんは

シャーシャー言って家族にさえ

噛み付くので、みんな怖くて近づきませんでした。

小さい頃は、一緒に寝たり抱っこされたりと、比較的甘えん坊猫だったこたろうさん。

そんな彼の豹変の原因は、後からやってきた他の猫たちの存在にあるようです。

ある時、ぼくの持ち主は思いました。

もしかすると、こたろうは寂しいのかもしれない。

そこで持ち主は、シャーシャー言うこたろうさんに

毛布をかけて、無理やり抱きしめてみたのです。

嫌がって暴れまくるかと思いきや

こたろうさんは持ち主にぺったりと身体をゆだねました。

やっぱり、こたろうさんは寂しかったようです。

持ち主は、それからこたろうさんのことが怖くなくなりました。

猫は頭がいいから、人が自分のことをどう思っているのかが

わかるのかもしれません。

こたろうさんのこと」への3件のフィードバック

  1. こまち

    TJ こんにちは♪
     
    なんだか切なくなりました
    動物だって人間に言いたいことが
    きっとたくさんあるに違いありません!
    持ち主さんみたいに
    心で話をしてあげたら
    動物たちも暮らしやすくなるでしょうね

    返信
  2. きゃべつ

    こたろうさん、きっと持ち主さんにだっこされて、
    うれしいと思います。
    心配してあげたら、きっと伝わると思うんです。

    返信
  3. TJ

    こまちゃん!
    お久しぶりですぅ。
    そうなんです。切ない話なんです。
    こたろうさんが、持ち主のおしりに
    自分のおしりをくっつけてくると
    じ〜んとします。
    [E:cat][E:cat][E:cat][E:cat][E:cat][E:cat][E:cat][E:cat][E:cat][E:cat]
    きゃべつぅ
    こたろうさん、最近、シャ〜ッと、言わなくなりました。
    寝ぼけてる時に抱っこするとかわいいです。
    状況を把握できずに、素直に抱かれてますぅ。
    でも、覚醒すると、嫌そうな顔しますが...

    返信

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