おじさん起きて

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ぼくの持ち主は

たいてい同じ時刻の

同じ電車の

ほぼ同じ位置に乗るタイプです。

世の中には、そうした人が

結構いるもので、車輌内には

見知った方が何人かいたりします。

その日、持ち主は

そんな見知った

おじさまの前に立っていました。

ところが

大変なことが起きたのです。

いつも、おじさまが降りる駅に着いたというのに、おじさまが降りないのです。

持ち主は、心配になりました。

今日は、目的地が違うのでしょうか?

いいえ、ちがいます。おじさまは寝ています。

持ち主は、ドキドキし始めました。

おじさまを起こした方がよいだろうか?

でも、それはかなり怪しくないだろうか?

悩んでいるうちに、ドアは閉まり、電車は走り始めました。

少しして、おじさまが目を覚ましました。

そして、次の駅に着くと、少しあわてておりていったのです。

おじさま、起こさなくてごめんね。と、持ち主は心の中で思ったのでした。

おじさん起きて」への3件のフィードバック

  1. ファーマーカズ

    「蹴飛ばしてあげたら」よかったのではないですか。それともハイヒールのかかとで思い切り、おじさんの靴を「踏んであげる」とか・・・・

    返信
  2. こまち

    TJ こんにちは♪
     
    今後のこともあるから
    いっその事話しかけちゃって顔なじみになっておいたら?
    そしたら今度何かあっても声掛けやすいし。。。

    返信
  3. TJ

    カズさん・・・・
    ましゃか、あなたにそんな趣味があったとは!
    驚きです。
    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    こまちゃん
    おじさんとお友達に。
    考えるだけで、なんだかどきどきしますね。

    返信

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