ぼくの持ち主の
隣の席のお兄さんが
携帯ゲームで育てているという娘
と、いいながら
よくわからない動物のような
娘と孫を見せてくれました。
持ち主がそのお返しに
ぼくのかわいい写真の
数々を見せていると
なに?なに?
と言いながら、他のお兄さんが
写真を覗き込みました。
かわいいやん。
と、にやりとしてから
お兄さんはおもむろに
自分のケータイを取り出しました。
そして
見てみて。うちの娘。かわいいやろ。
そこには、スカーフをかぶったミニチュアダックスが
上目遣いでこちらを見上げていました。
二次元。三次元非生き物。三次元生き物。
種類は違えど、みんな、気持ちは同じです。
二次元、三次元
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