しろくま、屋形船に乗る 1迷子

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週末、ぼくは
ぼくの持ち主と
会社の暑気払いで
屋形船に乗ってきました。
はじめて屋形船に乗る
持ち主もぼくも大興奮です。
しかし、屋形船に乗る前にも
難問は
降り掛かったのでした。
持ち主は、どこかに行く時には
きちんと道を調べるタイプなのですが
頼れそうな人がいる時は、おんぶに抱っこです。
今回は、優秀な営業さん3人と一緒に船着き場に行くため
なんの用意もしていませんでした。
ところが、営業さんについてしばらく歩いて海が見えて来た時
濃いめ顔の営業さんが言いました。
あれ?ちょっと間違ってるかも。
すると、食いしん坊営業さんが言います。
本当だ。反対だ。
そこに、ボスから電話がかかってきます。
なにやってるの?いつ着くの?どこにいるの?
立ち尽くす二年目営業ちゃんと持ち主。
曲がろうにも道がなく、遠回り遠回りをして、4人は道をグルグルします。
行っても行ってもたどり着かないかもしれないと焦り続けたそのとき
4人の目に救世主が現れました。
向こうに見える橋の上から、吞んべえ営業さんが手を振っていたのです。
ようやく他のメンバーと合流した4人に、ボスが言いました。
珍しいな。迷うなんて。
そんなボスに持ち主は応えました。
月島のタヌキに化かされたんだと思います。
iPhone3台。地図に慣れた営業3人。
それなのに迷うなんて、もうタヌキ以外に考えられません。

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