持ち主の頭の中では
どこかの子供が
ぼくを持ち去ってしまったのだと
解釈されていました。
どうしようか。
どうやって見つけようか。
もう、TJに会う事は
できないのではないか?
持ち主が、呆然としていると
持ち主姉がやってきて
異変に気づきます。
ぼくがいなくなった事を伝えると、持ち主姉は即座に動きました。
ウェイターを捕まえて、ぬいぐるみがなかったかを聞いてくれます。
ウェイターさんは、困ったように首を振ります。
すると、どこからともなく、あいつが現れたのです。
そうです。昨日、持ち主にしつこく話しかけてきた、あのウェイターです。
32 当惑
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