アホな子

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その日、ぼくの持ち主は
喉が乾いていたので
もらった紙パックジュースを
飲もうとしました。
ところが、付属のストローが
ついていませんでした。
ストローを探してみると
太めのものしかなかったので
一応それを持って
お姉さんたちがいる席の方へいきました。
カッターで穴を大きくしてもらおうと思ったからです。
すると、お姉さんたちは、笑いながら口々に言いました。
なに、あんた。そんなストローじゃ入るわけないじゃない。
あんた、パソコンはできるけど、アホねぇ。
ははは。それで飲もうとしてるの?無理だよぉ。
そういうアホなところがかわいいですよねぇ。
その上、大ボスまで楽しそうに言いました。
おまえ、さすがにそれは無理だ。
だから、それは分かってるんですってば。
結局持ち主は、アホな子認定されたのでした。

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