ムーミン谷の冬

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ぼくの持ち主の
子どものころからの
愛読書に
ムーミンシリーズがあります。
その中でも
ムーミン谷の冬は
小さい頃はあまり好きでは
なかったのですが
大きくなってからは
時々読みたくなる本です。
その内容は、冬眠していたムーミンが
家族の中で、たった一匹、目を覚ましてしまい
はじめての冬の世界を経験するという話です。
元気に生き生き、知らない世界を冒険するのかと思いきや
夏しか知らないムーミンは、冬の生活になかなか慣れることができず
常に不満を口にして、後ろ向きにいじけています。
ムーミンは、メランコリックで、保守的で、面倒くさいです。
子ども心に、ウザいやつだな。と、思っていました。
大人になると、そこが面白いです。
人はそれほど冒険的になれないし、保守的に自分に甘く生きています。
普通の児童書には、そんな後ろ向きな主人公はあまり出てこないし
人間の小ささが描かれているみたいで面白いです。
ちなみにアニメ版では、ムーミンが
たくましく冬の世界を生き抜くように描かれているところがなんとも不満です。

ムーミン谷の冬 (講談社文庫 や 16-5) ムーミン谷の冬 (講談社文庫 や 16-5)
価格:¥ 390(税込)
発売日:1979-11-13

ムーミン谷の冬」への2件のフィードバック

  1. TJ

    ソメさん
    そうです。
    ぼくの住むマンションの階段が坂になってました。
    雪かきは軽くやりましたよ。ちりとりで。

    返信

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