血が欲しい コメントを残す いえ。吸血鬼の話ではないんです。 作品の話なのです。 いつも個展を開く画廊で、留守番を頼まれたぼくの持ち主が 猫をかぶって画廊の留守番をしていると、 その日個展をしている方の作品を買いたいという方がいらしたのです。 その作品が、血という漢字を針金で表現したものだったのです。 あっちの血が欲しい。 と、お客様はおっしゃられました。 はい。こちらの血ですね。 さすがは現代美術画廊。 結構、シュールなやりとりだと思いました。