ご覧ください。
ぼくの持ち主の
この春夏のバッグが完成しました。
名前はパクタン。
もちろん由来は
デザインを忠実にパクった
HERMESのバッグ
ピコタンからきています。
パクタンは、梱包用の麻紐で
編み上げたのですが
麻紐は大変固く、苦労しました。
手が腱鞘炎になるほどの固さです。
そして、立体的なデザインのパクタンは、思ったよりも編む量が多かったです。
ですが、なかなかの出来で使いやすそうです。さすがはHERMES。
すばらしいデザインです。
洋服が大好きなぼくの持ち主。
春ものを見ながら
悩んでいます。
欲しいな。でも高いな。
持ち主は
春らしいスカートが
欲しかったのです。
でも、個展があるし
無職の時期もあったので
あまり余裕がありません。
持ち主は、なんだか悲しくなってきました。
でもその時、持ち主は、よいことを思いついたのです。
そうだ。最近はいていないスカートを染めちゃえばいいんだ。
思いたったら、即実行したい持ち主は
さっそく、はかなくなったアイボリーのスカートを、紫色に染めてみました。
説明書通りに、染め粉をお湯で溶かし、高温で染めた後
水ですすぎ、洗剤で洗った後に色止め液に浸けるだけです。
少し色ムラがでましたが、スカートの生地は
織りがあるので、あまり気になりません。
持ち主は大満足です。
お金がなくたって、アイデア次第でけっこう楽しく生きて行けます。
ぼくの持ち主の
手袋についている毛皮が
すれてハゲてきました。
他の部分はまだまだきれいなのに
毛皮の部分がハゲているために
なんだか貧乏くさく見えます。
でも、この手袋には
裏地もついていて
とても暖かいので
まだまだ使いたいのです。
そこで持ち主は、毛皮を
外してしまうことを思いつきました。
さっそく
毛皮のついている糸を切って
毛皮を外してみました。
すると、なんと裏地までが外れてしまうではないですか。
この手袋の売りは、裏地があるところなのに
裏地まで外れてしまっては、意味がありません。
そこで持ち主は、手袋と裏地を適当に縫いあわせてみることにしました。
革は、あまり縫ったことがなかったのですが、空いている穴に針を通してみました。
適当な割りには、なかなかな仕上がりです。これで、あと2シーズンは、使えます。
ビーズアクセサリを作るあなたなら
きっと知ってる、めがねどめ。
ビーズとビーズをつなぐときの
止め方のひとつです。
そのやり方を習ってから
ぼくの持ち主は
なぜだかめがねどめをやりたくて
仕方なくなったのです。
めがねどめのやり方は
丸ペンチで丸を作ったら
その部分をペンチではさんで固定し
交差させたワイヤーの先を
ペンチでつかんで
1〜2回ぐるぐる巻きつけるのです。
この、巻くときにワイヤーを引っぱるところが好きなんです。
ぐっと引っ張りながら、ぐるぐると巻く。
これが好きなんです。
そこで、取っ手がとれてしまったおばぁちゃんのお古のバックの取ってを作ってみました。
18個のビーズ×めがねどめ2箇所が2本。合計64回ぐるぐるできました。
満足です。
見てください。この王冠を。
苦節2ヶ月。
ぼくの持ち主が、シルバーで
作ってくれたんです。
まぁ、あいかわらず、先生が
ほとんど手伝ってくれましたが。
戴冠式しなくちゃ。
持ち主が言うと
先生は、遠くを見ながら
まじめな顔でいいました。
しろくま国はナルニア国の隣にある。
そうだったんですか。
ぼく、知りませんでした!
って、先生?ノリがよすぎです。
ぼくの持ち主は
近所のジュエリー屋さんの
お試し彫金教室に行って
銀の指輪を作ってきました。
作ったといっても
ほぼ90%は先生が作りましたが
持ち主だって、少しは参加しました。
銀の指輪の作り方は
銀の地金をデザインの形に
糸鋸でカットしたら、それを熱っして指輪の形にし、ヤスリをかけて出来上がりです。
作業はシンプルですが、ひとつひとつには、コツがいります。
持ち主は、糸鋸はそこそこ使えたのですが、ヤスリのかけ方がうまくわかりませんでした。
持ち主は、とてもマイペースなので、なんどか失敗をし
それを自分で考えて、やり方やコツを見つけていくるというやり方があっています。
習い事は、コツを先に教えてくれるので苦手です。
なぜなら持ち主は、たいていの場合、そのコツをつかむコツがわからず
プレッシャーによるパニック状態になってしまうのです。
そして、説明されればされるほど、どんどんわからなくなります。
まぁ、いわゆる落ちこぼれタイプです。
持ち主は彫金教室に通うことにしたようですが、ぼくはそんな落ちこぼれの持ち主が心配です。