いつもぼくの日記を読んでくれる仲良しのお兄さんに
ぼくは久々に会いました。
席は近いというのに、なかなかお話するチャンスってないんです。
そんなお兄さんが久しぶりに会うぼくに放った一言。
TJ、なんか汚くなったな。
お風呂、入りな。
ぼくが汚いのは、みんなの苦悩を吸い込んでいるからなのですよ、兄さん。
あなたの苦悩もね。
会社帰り、六本木の国立新美術館へ行こうかどうか
迷っていたぼくの持ち主がつぶやきました。
六本木って、どうやって行くんだっけな。
すると、お友達が教えてくれました。
ほら、そこのバス停からバスが出てるよ。
バス!
ぼくの持ち主、実はバス好きなんです。
でも、初めて乗るバスは緊張するし、迷子になるので、
ものすごく下調べしてから乗るんです。
けれどもその日は、めずらしくバス停から
そのままポンっとバスに乗ってしまいました。
六本木に到着し、当然起こる事態が起こりました。
自分がどこにいるのかわからないのです。
スマホを頼りに、なんとか美術館には着きましたが、
自分がどうやってたどり着いたのかもわかりません。
家に帰って、地図を見て検証してみたら、
ずいぶんと遠回りをしていたことがわかりました。
それに、かなりおかしなところを通っていました。
やはり、予習は必要かもと思いつつ、
こういう突発的な小さな旅も、いいのかもしれないと思ったのでした。
ぼくの持ち主が整形外科に行ったのは、小学生以来のことらしいです。
内科系疾患にはかかりますが、骨や筋肉は、意外と丈夫みたいです。
そんな持ち主は、はじめて自分の骨をレントゲンで見ました。
椎間版です。これが、なかなか綺麗なのです。
かがんでいる椎間版と、反っている椎間版も綺麗です。
お医者様いわく、持ち主の足の痛みは、
筋肉の問題らしく、この足をかばって腰の痛みは出ているようだが
椎間版に問題はほぼないとのことでした。
ここで持ち主は、ニヤリとしたのです。
あなたがもし、持ち主と一緒に仕事をしたことがあるのなら、
持ち主がどんなにか悪い姿勢で仕事をしているか、よくご存知でしょう。
持ち主も、あんなに悪い姿勢を続けることは、
骨に支障がでているのではないかと、実は心配していたのです。
しかし、ここでレントゲンは教えてくれたのです。
あの姿勢でも、骨はビクともしないことを。
ああ。持ち主はまた、みんなが驚愕するような姿勢で仕事続けるのでしょうか。
ぼくの持ち主、先週から足が痛かったのですが
そのうち腰まで痛くなってきました。
病院行かなきゃかな~
と、つぶやくのんきな持ち主に、ギックリ腰経験者のお友達が、
恐怖のギックリ経験をとくとくと語り始めました。
お友達は、会社でギックリを発症し、
昼前から4時くらいまで、発症したときの状態でまったく動けず、
その後、2週間も家から出られなかったそうです。
トイレもすぐには行けないので、時間を決めて行っていたそうです。
他のお友達も、腰をあまく見てはいかんと、
さんざん持ち主を脅します。
あの病院嫌いの持ち主が、会社を早退してまで
整形外科に駆け込んだのには、そんな事情があったのでした。
ちなみに持ち主の足と腰の診察結果は、痛みは一過性のもののようで、
重病ではないことがわかり、大変ほっとしたようです。