月別アーカイブ: 2010年3月

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜18〜

imgp0047
☆ゴージャスな部屋☆

部屋に入るとゴージャスです。

広いです。きれいです。

特にバスルームは

眠気が吹っ飛ぶほどに

ステキです。

持ち主とエリーは

大はしゃぎです。

しかし、気がつきました。

imgp0081

ベッドがダブルです。

キングサイズです。

やはりこれは

ミスターで予約されていた

ためなのでしょうか?

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜17〜

imgp0050
ホテルで迷子☆

タクシーのおじさんは

きちんとフラトンホテルまで

持ち主たちを

連れていってくれました。

真夜中のチェックインも

無事終わり、持ち主たちは

部屋へと向かいました。

ところで

フラトンホテルというのは

ちょっとおもしろい構造をしています。

真ん中に中庭のようにロビー部分が吹き抜けており

その中庭を囲むように、周りに部屋があるのです。

エレベーターを降りると

持ち主たちは表示版で自分たちの部屋番号を確認しました。

そのとき見回りのホテルマンが現れて、こんばんは、と挨拶しました。

彼は少しだけ心配そうに持ち主たちを見ていましたが

そのうち、持ち主たちとは逆の方へ行ってしまいました。

2人は部屋を探します。

ところが、表示板に従って歩いても、なかなか持ち主たちの部屋がでてきません。

2人はとても不安になってきました。

そのときです。なぜか前方から、さきほどのホテルマンが現れたのです。

ホテルマンは、大丈夫か?といっった表情で、持ち主たちの方へやってきます。

持ち主も、自分たちの部屋はどこかを

聞こうと思ったそのとき、エリーが言いました。

あ、ここだ。

持ち主たちは、自分たちの部屋の前に立っていたのです。

ホテルマンもにっこり笑って去っていきました。

部屋は見つかりました。しかし、疑問が残ります。

持ち主たちと逆方向に行ったはずのホテルマンは、

なぜ、持ち主たちの前方に現れたのか?

2人はその謎を解くために、部屋の先に進んでみることにしました。

するとそこには、中庭をわたる渡り廊下があったのです。

ホテルマンは、その渡り廊下を渡って近道をしてきたのでしょう。

それは、翌日明らかになったことなのですが

エレベータを降りるとすぐに渡り廊下があり

その渡り廊下を渡るとすぐ、持ち主たちの部屋はあったのでした。

チェックインの日、持ち主たちはたいそうな遠回りをしていたのです。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜16〜

imgp0054

☆シングリッシュ☆

シンガポールの公用語は

英語ですが

ちょっと特殊です。

シングリッシュと呼ばれています。

持ち主はシングリッシュを

しゃべれますが

場所の名前は

通じにくいです。

空港から乗った

タクシーのおじさんは

中華系のおじさんでした。

持ち主は、フラトンホテルに行ってください。と、言いましたが通じません。

あ?カールトンか?

フラトンです。

あ?カールトンだろ?

フラトンです。ラッフルズプレイスにあるフラトンです。

エリーも助けにでます。

フラトンホテルです。フラトン。

フラートン、フラトン、フルートン、フルタン

色々な言い方で言っても通じないので文字を見せました。

ああ!フラトンか!

やっと通じました。

こんなもんです。

昔、英国人の方が、Water tourist center に行ってくれと言ったところ

まったく通じず、ようやく通じたとき、タクシーの運転手さんは言ったそうです。

ウォッツリセンタ!

はじめの「ウォ」に強いアクセントがきます。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜15〜

imgp0118

☆到着☆

飛行機の出発が

1時間ほど遅れたため

持ち主は心配していました。

ただでさえ真夜中なのに

これ以上遅れたら

ホテルに着くのが

朝になってしまいます。

電車が遅れた場合

スピードを出して

遅れを取り戻そうとしますが

飛行機はどうなのでしょう?

スピードアップして飛べるのでしょうか?

持ち主のイメージでは、短縮できても20分くらいな気がします。

ところが、予想に反して飛行機は、きちんと定刻に到着したのです。

なんと飛行機は、1時間の遅れをきちんと取り戻したのでした。

24時間営業のチャンギ空港は、真夜中だって電気がこうこうとついています。

普段とちがうことは、トランジット待ちのためか

椅子に大量の人が寝転がっていることくらいです。

持ち主たちは、いよいよシンガポールに到着しました。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜14〜

imgp0041

☆年齢確認☆

匂い問題がおさまったころ

ディナーの時間がやってきました。

エリーは、食事に

特別食のベジタリアンミールを

選択していました。

ベジタリアンミールは

一番始めに届きますが

持ち主の普通食は

エリーが食べ終わったころに

やってくるので、持ち主はいつも

よだれをたらしながら、エリーのご飯をみていました。

imgp0046

エリーが、ディナーを

食べている時のことです。

スチュワーデスのお姉さんが

ワインを持ってやってきました。

エリーが

赤ワインをお願いすると

お姉さんは聞いたんだそうです。

参考のためだけど

おいくつですか?

エリーはアラサー。

ちなみに持ち主はアラフォーです。

でも、エリーは小柄で童顔なためかなり幼くみえます。

エリーが年齢を言うと、お姉さんは驚いて、そして笑顔で去っていったようです。

持ち主たちは、年齢的には結構な大人ですが

ぱっと見は、あまり大人に見えないようです。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜13〜

imgp0040

☆異臭発生☆

エリーは

ネットチェックインが可能な

48時間前すぐに

チェックインしてくれました。

ところがその時点で

残された座席は

わずかだったのだそうです。

たぶんその理由は

このシンガポール行きの飛行機が

ロサンゼルス発、東京経由

シンガポール行きだったからのようです。

持ち主たちの座席は、後方の真ん中4人席でした。

エリー、持ち主、その横に細身の日本人のお兄さん。

そして、その隣は推定アメリカ人のお兄さんといったメンバーです。

異変が起きたのは、飛行機が離陸してからすぐでした。

どこからともなく、異臭がしだしたのです。

たぶん、たぶん誰かの足の匂いです。けっこうきついです。

持ち主は、ちらりと横を向きました。

まさかまさか、持ち主の隣に座る上品そうなお兄さんの足?

ちがうようです。

なぜなら、お兄さんもさりげなく鼻を手で押さえていたからです。

その後、しばらくして、においはなくなってきました。

どうやら、犯人が靴を履いた模様です。

しかし隣のお兄さんは、フライト中ずっとマスクを装着し

終始持ち主側を向いていたことは事実です。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜12〜

imgp0213

☆チケットは紙☆

そういえば

エリーは言っていました。

旅の前に用があるので

荷物を成田に送ると。

大きな荷物をひーこら

引っ張る持ち主にとって

手ぶらのエリーは

身軽でうらやましいです。

でもきっと

がらがらとスーツケースを押すのだって

旅の醍醐味なのです。

エリーがインターネットチェックインをしておいてくれたおかげで

あとは荷物を預けるだけです。

プリントアウトした紙をカウンターに持っていくと

お姉さんがにこやかにその紙をびりっと破いてくれました。

この紙が、そのままチケットになるようです。

インターネットチェックインなんて、すごい時代が来たような気がしますが

ペラペラ紙のチケットは

その「すごい時代」のすき間みたいでなんだかおもしろいです。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜11〜

imgp0039

☆手ぶらガール☆

20分後

電車はようやくやって来て

持ち主はほっとしました。

エリーに連絡すると

2人は意外と近くにいたので

日暮里駅で

落ち合うことにしました。

本来ならば

成田エクスプレスに

乗りたいところですが

時間があるのと経費削減のため、京成電鉄を利用しようというわけです。

もちろん、スカイライナーではありません。鈍行です。

日暮里に着いた持ち主は、エリーを待っていました。

すると、向こうからにこにこ顔のエリーがやって来ました。

でも持ち主は、やって来たエリーを見てびっくりしたのです。

なぜなら、エリーは手ぶらだったのです。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜10〜

imgp0037

☆トラブル女子☆

ぼくの持ち主は晴れ女です。

でも、トラブル女子なのです。

トラブル女子とは

どこかに行こうとすると

電車が止まったり

飛行機が飛ばなかったり

来るはずの迎えが

来なかったりすることが

よく起こる女子のことを言います。

出発の日。

持ち主は、早めに家を出て

駅に着きました。

各駅停車の電車を乗り過ごし、特快電車を待っていたら、電車が止まりました。

やはりトラブルの発生です。

せっかく、電車の時刻も調べて、乗り換えの間隔まで計算していたのに。

トラブル女子には、なんの意味もありません。

各駅に乗っていればよかった。

持ち主は激しく後悔するのでした。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜9〜

imgp0120

☆直行便?☆

旅の準備も大詰め。

後はネットチェックインと

荷物のパッキングだけと

思っていたある日

エリーがやってきました。

大変。バルセロナ行きって

直行便じゃないみたい。

直行便だと思っていた持ち主は

さっそく調べてみました。

すると、なんとこの便は

ミラノ経由ではないですか。

そういわれてみれば、16時間は、かかりすぎです。

ミラノでのトランジット時間と、その後1時間のフライトが含まれていたのです。

それなら、ミラノでも降りれたらいいのにね〜

と、暢気に話す2人ですが

ちょっと抜けてるぼくの持ち主のことが、なんだかぼくは心配です。