ぼくの持ち主が歩くたびに

かさかさと音がします。

なんの音でしょう？

やみぽてち開催のために準備した

大量のスナックの袋の音です。

そうです。いよいよ本日

やみぽてちが開催されるのです。

お昼休み、持ち主とその友人たちは

空いている会議室に集まりました。

そして、ジッパーつき巨大袋に

次々とスナック類を入れていきます。

今回は、当たりとして、アルフォートも入れてみました。

袋のジッパーをしめ、シェイクします。

ジッパーを開いてみると、さまざまなスナックのにおいします。悪いにおいではありません。

さあ、いよいよ競技が始まりました。まず、お誕生日のお友達が、一掴み取り出します。

アルフォート取れたぁ。

さっそく当たりを引き、お友達は 興奮しています。

持ち主も挑戦します。たくさんとれました。

楽しいです。わくわくします。

難点はといえば、手がべたべたになることと、胃腸がもたれることでしょうか。

見てください。このスナック類の量。

いえ。ぼくの持ち主が

ドカ食いしようとしているわけでは

ありません。

明日は、お友達のお誕生日なので

やみぽてちを

することになったのです。

やみぽてちをご存知でしょうか？

普通はなかなかご存知ないでしょう。

なんたって、持ち主とその友人たちが考えたものですから。

それは、５００グラムの巨大ぽてちを見た、友人の一言から始まりました。

これ、全部食べちゃって、残った袋に

いろんな味のぽてちを入れておいたら、楽しいだろうね。

そして、それが、実行されることになったのです。

まず、多種類のぽてちを、ひとつの袋に入れてシェイクします。

つぎに競技者は、袋に手を入れます。

掴んだものは、嫌いな味でも必ず食べなければなりません。

やみぽてちのルールはこれだけです。

今回は、ローカルルールで

ぽてち類だけでなく、コーンスナック、コーンチップ類も可としました。

楽しいだけのように思われるやみぽてちですが、苦労もあります。

それは、この大量のスナック類を、よい大人がひとりで購入すると

周りの視線が少し痛いということです

最近

ぼくの持ち主は荒んでいます。

仕事で理不尽なことがあったり

知り合いのおじさんが亡くなったり

他人に考えを押し付けられたりして

荒んでいます。

今朝も、後ろから男の人が

持ち主を抜くときに

思いきりぶつかってきました。

もちろん謝ることはないです。

持ち主の心が荒さみます。

持ち主のもやもやは、たまりまくっています。

こんなとき、ぼくは持ち主に、なにをしてあげられるでしょうか？悩みます。

最近、ちょっと

とぼけているぼくの持ち主。

ブザーが鳴ったので

パンが焼けたと思い

オーブンレンジを開けたら

パンが入っていなかったり…

使ったしょうがをしまおうと

開けて入れたところが

カトラリー入れだったり…

本人も謎なほどのおとぼけぶりです。

そんな持ち主は、今朝も、おとぼけでした。

先週作った箸袋に箸を入れたところ、なんと、箸が飛び出ているではないですか。

洗濯したから、縮んでしまったのでしょうか？

でも、それにしては、飛び出すぎです。

しばらく箸を見ていたら、ようやく気がつきました。

なんのことはない、箸袋に入れた箸は、お弁当用の短い箸ではなかったのです。

まったく。どうして、そんなにおとぼけなんですか？

かわいいからあげる。

と言って、チームのお姉さんが

ぼくの持ち主に

お裾分けしてくれました。

なんと、亀の形をしたグミです。

これ、まさか…

持ち主は思いました。

黒っぽいカラーリングに、薬っぽい香り。

まさか、亀ゼリーグミ？

持ち主がつぶやくと、お姉さんは言いました。

そうそう。かわいいでしょ？においもそんなに強くないし。

そんなお姉さんの言葉に押され、また、怖いもの見たさも手伝って

持ち主はグミを食べて見ました。

確かに亀ゼリーの味はしますが、それほど強烈ではありません。

あぁ。食べれる。

持ち主が言うと、お姉さんは答えました。

食べれる？よかった。

ちょっと待ってください。その反応。

まさか、自分で食べる前に、持ち主に試食させたんじゃないですよね？

ある雑貨屋さんで、ぼくの持ち主は

布でできた箸袋を見つけました。

結構いい値段です。そして持ち主は

これなら作れるかもと思いました

でも、持ち主が箸袋を作る布を

引っ張りだしたのは、それから

半年くらい経ってのことでした。

持ち主は、箸と布を交互に見ながら

どんなデザインが

一番縫い目が少なくてすむだろうか？と、考えました。

そして、一番簡単な袋型の箸袋を、１週間分、５つ作りあげました。

そして、また考えました。

蓋がないと、箸がでちゃうかな？でも、ボタンをつけるのは、面倒くさいし

スナップなんか、もっと面倒くさいし…。あ、そうだ！

そこで持ち主は、縫わなくても、箸がでてこない方法として

安全ピンで箸袋を止めることを思いついたのでした。

持ち主は得意げですが、安全ピンって、手、抜き過ぎじゃないですか？

ぼくの持ち主が、ＣＤを聞こうと

プレーヤーをＯＮにしようとしたら

電源が抜けていました。

いそいで電源を入れると

ディスプレイの時計表示が

点滅し始めました。

適当にいじっても、持ち主は

時計のなおし方が分からなかったので

しばらく放っておくことにしました。

でも、時計の点滅は、チカチカして、とてもうっとおしいのです。

仕方なく、持ち主は、説明書を引っ張りだし、時計を合わせました。

それが確か、２週間ほど前の話です。

今朝、ふと持ち主がＣＤプレーヤーのディスプレイを見ると、ＦＲＩとでています。

今日は水曜日。どうやら、時間は合わせたのに、曜日合わせ忘れていたようです。

そして持ち主は、そのことに２週間ほど気づかなったのです。

この小さな事件は、持ち主の詰めの甘さを語る、象徴的な事件だったのでした。

ぼくの持ち主が

ベランダガーデンを

チェックしていると

恐ろしい光景が目に入りました。

秋に、花を咲かせて

種を作ったチャイブの

ほんの少量残った緑の部分に

びっしりとアブラムシが

たかっていたのです。

この、一年で一番寒いこの季節にアブラムシとは…

これが暖冬の悪影響というやつでしょうか？

アブラムシは越冬するんだそうですが

冬のベランダガーデンで、今までは見たことはありませんでした。

ただでさえ強いアブラムシ。

暖冬を余裕で越冬し、ますますはびこりそうです。

そして、春には、ゴマ棒みたいに、大量発生するのでしょうか？心配です。

Ｔｉｍ Ｔａｍは、そのままでしか

食べたことがなかった

ぼくの持ち主ですが

おもしろい食べ方を、知りました。

それは

ＴｉｍＴａｍのはじっこをかじって

ストロー代わりにし

コーヒーや牛乳を

吸う！と、いうものです。

これは、おいしそうだ。ぜひやるべきだ。と、思った持ち主は、さっそく試してみました。

コーヒーを入れて、はじっこをかじったＴｉｍＴａｍを、マグに入れ吸います。

甘くておいしいです！

ところが、こりゃぁ、いい！と思ったその瞬間です。

ＴｉｍＴａｍが溶けていきます！どんどん、くずれていきます！

いかん！と、思った持ち主は、ＴｉｍＴａｍを一気に口に入れました。

それは、一瞬の出来事でした。

あの、甘くてしつこくて、ひとつ食べるだけで十分満腹気分のＴｉｍＴａｍが

一気に口の中で溶け去ったのです。

この方法で食べると、カロリーの高いＴｉｍＴａｍを、大量に食べてしまいそうです。

とっても危険な食べ方です。

ぼくの持ち主は

話題のコストコへ行ってきました。

コストコ会員のお友達が

連れて行ってくれたのです。

はじめ、ひとり暮らしの持ち主は

大量売りイメージのコストコに

それほど興味がありませんでした。

ところが、着いてびっくり。

その、商品の多さ、量、大きさ、値段に

持ち主は大興奮です。

まるで、海外のスーパーを探検しているみたいなのです。

持ち主は、大好きな巨大カートを押しながら、

あっちこっちで奇声をあげて、おおはしゃぎです。

結局、コストコに関心ないはずの持ち主は

クスクス１キロ、生ハム１５０グラム、ソーセージ１キロ、バター１個、

テーブルロール1/2袋（１８個）、ミニ・パン・オ・ショコラ１/２箱

ＴｉｍＴａｍ２箱、チョコレート８６０グラムを購入しました。

余計なものを買っちゃって、ちっとも節約じゃないなぁと、

持ち主は笑いながら言いましたが、ぼくが気になるのは、チョコレート類の量です。

ＴｉｍＴａｍ、チョコクロワッサン、ミニ・パン・オ・ショコラって、

そんなにたくさん買って、たしか、ダイエット中って、言ってませんでしたっけ？