月別アーカイブ: 2008年11月

しろくま九州へ行く〜ラムネ温泉〜

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大分2日目は

ラムネ温泉という温泉を目指します。

ぼくの持ち主姉が

ラムネ温泉は、かわいいよ〜

と、言うのですが、温泉のなにがかわいいのか

まったく検討がつきません。

ニラハウスとかタンポポハウスとかを

作った人が作ったんだよ〜。

にら?たんぽぽ?

持ち主姉は、なにを言っているのでしょうか?

到着してみて、なるほどと、思いました。

黒と白のストライプみたいな、かわいい建物がたっています。

屋根のてっぺんからは、小さな松の木が生えています。

庭には、すてきな犬紳士が立っています。

持ち主は、なんだかワクワクしてきました。

温泉も、入口からしてすてきです。茶室くらいの小さな入口をくぐると

洞窟の中のような空間が広がります。

温泉は、少しぬるめですが快適です。

お湯につかってしばらくのんびりしていると、向こう側から

おばさまが2人、寒い寒いと叫びながら小走りでやってきました。

どこから来たのでしょう?

すると、持ち主姉がいいました。

寒そうだね、ラムネ温泉。

え?ここがラムネ温泉じゃないんですか?

持ち主は、てっきり、今入ってるお湯だと思ってました。

ラムネ温泉は外にあります。おばさまたちの叫び声からすると、相当な寒さではないでしょうか?

しかし、せっかく来たのですから、体験しないわけにはいきません。

持ち主と持ち主姉は、意を決して立ち上がりました。

ラムネ温泉に続く道は、たいそう寒いです。でも、温泉に入りさえすれば、温かいでしょう。

持ち主は、温泉までがんばり、そして、足を温泉に入れたのでした。

ぎゃ〜

それは、持ち主の叫び声でした。温かいと思っていた温泉が、たいそう冷たかったのです。

ラムネ温泉は、32度という低温の温泉なのだそうですが、32度とは、冬では水です。

冷たい温泉に入った持ち主と持ち主姉は、ひ〜ひ〜言っています。そして、太陽の光を求めます。

そのうち、腕や足に、小さなつぶつぶがたまってきました。これです。これがラムネの由来です。

でも、身体はなかなか温まりません。

いえ、温泉に浸かっていれば、そんなに寒くないのですが

身体の部分が温泉から出ると、相当寒いのです。

おばさまたちが、なぜあんなに叫んでいたのか、いまなら、よくわかります。

出たくても、出られない。そんな状態が続いていましたが

そんな状態から脱するべく、持ち主姉と持ち主は、立ち上がりました。

風も冷たく、身体もひんやり。

持ち主姉と持ち主は、さっきのおばさまみたいに、ひ〜ひ〜いいながら、

お湯にたどり着きました。

ラムネ温泉に出かけるならば、絶対夏をオススメします。

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 温泉から出たぼくらは、お庭を楽しみました。

 ところどころに、

 ぼくが居住できそうな、小さな東屋などがあります。

 そこで、写真をとろうとしたときのことです。

 少年が走ってやってきました。

 そして、ぼくに気がついたのです。

 あ!くまさんがいる。くまさんだよ。

 すると、彼の妹らしき少女もやってきました。

 くまさんどこ?

少女も、ぼくに釘付けです。

すると、持ち主はいきなりぼくをすくいあげ、叫びました。

これは、わたしのくまです!

子供たちは、ちょっと危ない持ち主の発言に、さほど驚くこともなくぼくを見つめています。

ぼくが、さよなら、と、手をふると、子供たちはぼくに、バイバイと、いいました。

子供とは、すばらしい柔軟性の持ち主だと思います。

ところで、お昼に訪れたその名も「だんごじりあん」というすてきなだごじるやで

「やせうま」と、いうメニューを見つけました。

「やせうま」ってなんですか〜??

☆TJメモ☆

ラムネ温泉・・・ただしくは、42度のお湯と32度のラムネ温泉を交互に入るんだそうです。あたたかい温泉も、ラムネ温泉だったんですね。

藤森照信先生・・・すてきな建築家。

タンポポハウス・・・たんぽぽの生えた家。

ニラハウス・・・ニラが生えた家。

すてきな犬紳士・・・オンリーワン氏。

だご汁・・・大分県を中心に食される九州の郷土料理。小麦粉で作った平たい麺(だんご=だご)を味噌(または醤油)仕立ての汁に入れたものである。汁にはごぼう、にんじん、しめじ、豚肉などが入り豚汁に似ている。ウィキペディアより引用

やせうま・・・大分県の郷土料理、銘菓。小麦粉で作った平たい麺をゆでたものに黄粉と砂糖をまぶした食べ物。
平安時代、都から藤原鶴清麿という幼い貴族が豊後の国に下向し、黒野に隠れ住んだ。鶴清麿の身の回りの世話をする女は、京都の八瀬出身だったらしく「八瀬(やせ)」と呼ばれた。八瀬は、ときおり小麦粉をこね、長く伸ばして麺状にして茹で、これに黄粉をまぶしたものを作って、鶴清麿に食べさせた。鶴清麿はこの食べ物が欲しい時、「八瀬、うま」(「うま」は食べ物の幼児語)といい、これが「やせうま」の語源となったという。ウィキペディアより引用。

しろくま九州へ行く〜満腹由布院編〜

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持ち主の飛行機は

無事に大分空港へと到着しました。

空港に到着すると、出口で持ち主姉が

手を振っているのが見えました。

持ち主は、姉に手を振りながら

手荷物を待っていました。

けれども、

早めにチェックインしたせいでしょうか?

荷物がなかなか出てきません。

じっとベルトコンベアーを見ていると

不思議なものが回ってきました。

巨大な皿に、なにかが乗っています。よく見ると巨大なウニの軍艦巻きです。

お皿には、「ようこそ、おおいたへ」と、書いてあります。

持ち主はケータイを取り出して、回転寿司状態の巨大寿司を激写しようとしますが

動きが早過ぎて、追い付きません。

そんな時、持ち主の荷物が回ってきました。

持ち主は、巨大ウニの軍艦巻きを諦め、荷物を取り上げました。

その後、持ち主姉に聞いたところによると、時々海老も回っているそうです。

羽田は、お寿司回ってなかったっけ?

持ち主姉よ、そんなすてきな空港は、大分空港だけだと思います。

そんなお茶目な持ち主姉が、空港で落ち合うなり、真剣な面持ちで、持ち主に言いました。

相談なんだけど、なにか、洋服ないかな?

あるけど、なんで?

持ち主姉はなにを言ってるんでしょう?

すると、持ち主姉は、衝撃的な事実を打ち明けてくれました。

実はね、さっきトイレに行ったとき、チャックをあげようとしたら壊れたみたいで

あがらなくなって、コートの下は、社会の窓が全開なんだよ〜。

なんということでしょう!社会の窓が全開なんて!

持ち主が持っているのは、買ったばかりのおニューの服だったので

貸したくはありませんでしたが、仕方なく貸してあげました。

社会の窓が全開では、どうにもなりません。

ご存知の方もいるかもしれませんが、こんな持ち主姉の職業は、大学准教授です。

社会的な問題も解決し、持ち主は、持ち主姉の愛車、真っ赤なロードスターに乗り込みました。

持ち主姉は、由布院に向けて車を走らせます。

由布院にある由布岳という山。じつは、持ち主姉の名前の由来になった山です。

ところが、この付近にくるたび、持ち主姉は、雨、雪、霧に見舞われるのだそうです。

持ち主姉は、由布院に嫌われているのでしょうか?

由布院に到着すると、持ち主姉が、おしゃれな無量棟のTan’s barに連れていってくれました。

ちょっぴりきどった後、近所のイタリアン、アルテジオでお夕飯をいただきました。

とってもおいしかったせいで、持ち主のおなかのふくらみは、恐ろしい事になっています。

車がカーブするたびに、持ち主は胃の中のものが飛び出るのではないかと、ひやひやしました。

ようやく持ち主姉家にたどり着くと、持ち主は一安心しました。

すこし休憩すれば、きっと胃腸もこなれてくるはずです。

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ところで、持ち主姉家に来たぼくの目的は

もちろん持ち主姉に会うことなのですが

もうひとつの目的は

持ち主姉のところに住む

旧友シャオフゥ氏に会うことでした。

シャオフゥ氏とは

持ち主姉がマレーシアに留学していた時に

購入したアヒルです。

そんな彼は、持ち主姉がマレーシアから帰国する際

彼女の大量の本と共に

一ヶ月かけて船で日本までやってきたため、

身体中にカビが生え、緑になったという激しい経歴の持ち主です。

そんなシャオフゥ氏にも久々にあえて、ぼくは、たいそううれしかったです。

☆TJ旅のメモ
大分の巨大寿司・・・「おおいた海鮮PR事業」として、ツーリズムおおいた(大分県観光・交通ホスピタリティー推進会議)が主体となって実施しているそうです。

無量塔(MURATA)・・・おしゃれな山荘。

アルテジオ(artegio)・・・ 由布院イタリアン。

とんこつラーメン風ドロップ

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ぼくの持ち主が大分に行っている間

チームのお兄さんも、新婚旅行のため

九州を一周していました。

そんなお兄さんが

買ってきたおみやげのひとつ

それがこの

とんこつラーメン風ドロップ

です。

とんこつラーメン風ドロップ

想像するだけで恐ろしいですが

持ち主の所属するチームの8人は

この試練に立ち向かいました。

結果。4勝3敗1棄権。そこそこの成績です。

でも、相当の味です。体験するなら、大変な覚悟が必要です。

しろくま九州へ行く〜ドキドキ出発編〜

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ぼくの持ち主は

かなりの心配症の上、小心者です。

そんな持ち主が

ぼくとふたりで旅にでるのですから

もう、ドキドキです。

ふと思い出したのですが、持ち主が

飛行機の国内線に乗るのは

10年ぶりに近いです。

持ち主が利用していない間、国内線には

いろいろな変化があったようです。

まず、持ち主は、ネットで航空チケットを購入したのですが

カード決済をして、一安心し、ふと思いました。

チケットって、どうやってもらうんだろう?

引換券がある訳でもなく、予約番号があるわけでもありません。

ただ、決済したクレジットカードで、自動チェックインしてください。

としか、書いていません。持ち主は、心配で心配で仕方がありません。

当日、ドキドキしながら自動チェックイン機の前まで行くと

チェエクイン機のまわりには、説明員のお姉さんが、たくさんいました。

これは、心強いです。お姉さんと二人三脚で、チェックインすればよいのです。

ところが、お姉さんは、おじいさんやおばあさんのフォローに忙しいようで

持ち主には見向きもしてくれません。

少し、チェックイン機の前でもじもじしていましたが、もう、一人で解決するよりありません。

タッチパネルの指示に従ってクレジットカードを入れます。

すると、なんとカードが戻ってくるではないですか。

エラーでしょうか?

頭が白くなって、あわあわしていると、きちんと確認画面が現れたのでした。

自動チェックインが済み、チケットを受け取ると

単純な持ち主は、なんだか得意な気分になってきました。

でも、得意な気分はすぐに吹っ飛びました。

なぜなら、つぎは手荷物を預けなければならないからです。

持ち主は、チェックインとともに手荷物のことも悩んでいたのです。

手荷物はどこで預けるんだ〜、と、ノイローゼ気味の持ち主でしたが

これはすぐに解決しました。自動チェックイン機の横に、手荷物カウンターがあったのです。

手荷物も預けてしまうと、なんだかまたまた得意な気持ちになった持ち主は

この勢いで、おしゃれなカフェでランチにしようと思いました。

ところが、お散歩しなながら、お店をチェックしていると

おしゃれなカフェは、どこも混んでいます。おなかはどんどん空いてきます。

そんなとき、エスカレーターの横に、ひっそりとドトールがあるのを見つけました。

座れます。

おしゃれなランチのはずが、ドトールのミラノサンドAになってしまいましたが

持ち主はミラノサンドAが大好きなので、満足しました。

ちなみに、ドトールのお客さんは、空港職員さんばかりでした。

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 心配性ではありますが、

 あまり早く搭乗口まで

 いっても仕方ないかと

 持ち主が保安検査入口に着いたのは

 出発30分前でした。

 すると、目の前には

 長蛇の列ができているではないですか。

 なんということでしょう。

 修学旅行の高校生が

 ずらりとならんでいるのです。

持ち主は、もっと早く並ばなかったことをたいそう後悔しました。

なかなか動かない列にヤキモキしているうちにどうにか持ち主の順番になり

心配症の持ち主は、ようやく、飛行機に乗り込むことができたのでした。

ちなみに、こんなに心配症で小心者の持ち主ではありますが

始めてのひとり旅は、12歳のときに行ったイギリスです。

☆TJ旅のメモ☆

国内線ドットコム・・・ JAL・ANAをはじめ全国の国内線の空席照会、航空券の予約・購入がリアルタイムに一度にできるサイト。
自動チェックイン・・・電話やネットで予約・購入したら、搭乗当日空港で航空券を受け取るサービス。
ミラノサンドA・・・ 生ハム・ボンレスハム・ボローニャソーセージとレタスをサンドしたドトールのロングセラー商品。¥390

しろくま九州へ行く〜おしゃれなもの〜

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今日から、ぼくとぼくの持ち主は

旅にでます。

持ち主の姉が住む大分と

祖母の住む熊本を旅するのです。

旅立つにあたり、持ち主は

持ち主姉に尋ねました。

なにか

買ってきて欲しいものは、ある?

すると、持ち主姉は答えました。

おしゃれなもの!

「おしゃれなもの」って、なんですか?

ぼくは今、怒っています。

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ぼくはいま、猛烈に怒っています。

なんと昨日、ぼくの持ち主が

写真のような状態で

ぼくを会社に

おいてきぼりにしたのです。

あの暗い中で

ぼくは一晩を明かしたのです。

急いでいたからって

紙袋に入っていたからって

愛があれば、ぼくを忘れていくなんて、そんなひどいことは、しないはずです。

ぼくはいま、怒っています。そして、持ち主不振に陥っています。

白クマ塩ラーメン

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ぼくの持ち主が

白クマ塩ラーメンを食べています。

お誕生日にお友達にもらったんです。

でも実は

持ち主がこのラーメンを食べるのは

2回目なんです。

前回、白クマ塩ラーメンの感想を

聞いたぼくに、持ち主は言いました。

普通においしい。

それじゃ、ちっともおもしろくありません。

日記にかけません。

今回こそ記事にしようと意気込んで、ぼくはまた、感想を聞きました。

普通においしい。

持ち主は、また同じことを言いました。

持ち主は、協力という言葉を知らないに違いありません。

☆TJメモ☆

白クマ塩ラーメン・・・あさひやまどうぶつえん白クマ塩ラーメン。白クマ出没注意。180円。株式会社ほくみんにて販売。醤油味の「熊出没注意」もございます。
(「熊出没注意」とは、北海道地方の土産物店でよく売られている旅行記念グッズの名称であるらしい。 ウィキペディアより)

ぶぅぶぅ

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まぁ

よく話題にあがることなんですが…

ぼくもあきらめているのですが…

でも、悲しいから、また書くんです。

それは、ぼくの鼻のことです。

ぼくの持ち主が

小さなバックにぼくを押し込んだため

つぶれてしまったぼくの鼻です。

この鼻のこと

とても、気にしてるんです。

ところが、持ち主のお友達が、ぼくの鼻に人差し指をあて、こう言ったのです。

ぶぅぶぅ

ひどい話です。

半ズボン

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ここ最近、めっきり見なくなったもの

それは小学生の半ズボン姿です。

でも、ある特殊な状況下では

半ズボン男子が

たくさん存在していることに

ぼくの持ち主は気がつきました。

ある日、持ち主の前方を

私立の制服姿の小学生が

歩いていました。

この寒空の下、足を剥き出しにした半ズボンです。

足には鳥肌が立っています。

彼らは、特に高学年になればなるほど、タイツなどは、はかないでしょうから

一番寒い2月でも、雪の日でも、なま足むきだしなのでしょうか?

なんだか、気の毒です。

ローテク

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会社で、ぼくの持ち主の

PCが壊れました。

ちょっと、反応が遅いな

と、思っていたら

そのまま黒い画面になり

目を覚まさなくなったのです。

そして

PCが使えるようになるまでの間

持ち主が使用できるのは

紙とえんぴつと消しゴムという、ローテクな道具のみとなったのでした。

書いては消し、書いては消しを繰り返しながら、持ち主は深く思ったそうです。

コピー、ペーストって、なんて便利なのだろう。