しろくまシンガポールからバルセロナへ行く」カテゴリーアーカイブ

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜99〜

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☆音楽堂の魅力☆

ご飯を食べた後、2人は

予約していたカタルーニャ音楽堂へ

急ぎました。

ツアーでは

音楽堂の歴史や装飾などについて

英語で説明してくれます。

外部もそうでしたが

内部の装飾も

やりすぎじゃないかと思うほどに大変華美です。

ギリシャ神話にアジア趣味を混ぜ、色とりどりで味付けをした感じです。

持ち主は、派手な天井を見ていました。

その時、ツアーのサービスで、パイプオルガンが鳴ったのです。

オルガンの音が音楽堂をかけめぐります。

素晴らしい音です。持ち主はじーんとしてしまいました。

どんな豪華な装飾も、音楽堂にとってはただの飾りであって

ここでの主役は音だったのです。

さすが偉大なるモンタネール。

持ち主は音楽堂の素晴らしさを体感したのです。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜98〜

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☆おばさんの正体☆

ホテルに着いて

自分の部屋を

開けようとしたのですが

持ち主はまた

鍵を開けることができません。

困っていると、あのおばさんが

やって来たのです。

そうです。

初日に、持ち主たちをホテルまで

連れてきてくれた、あのおばさんです。

おばさんは、やっぱりこのホテルの従業員だったのです。

おばさんは、簡単に部屋の鍵を開けました。

どうやら持ち主が部屋の鍵だと思っていたのは、ホテルに入る鍵だったようです。

ホテルのビルの入り口、ホテルのドア、部屋のドアの3つの鍵のうち

ホテルの入り口の鍵と部屋の鍵を逆に覚えていたようです。

お昼を食べながら、エリーがこのホテルについてのエリーの予想を話してくれました。

このホテルの従業員はね、引退後にホテルの上に住みつつ

みんなでホテルを経営してるんだよ!

だってほら見て!上の部屋に干してあるベッドカバー、ホテルのと同じだよ!

なるほど。エリーの予想も、あながち間違えではないかもしれません。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜97〜

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☆トイレ事情☆

アンティークショップを

覗いたり

お土産を買ったりしていると

エリーが言いました。

トイレに行きたい。

そういえば本日は

一度もトイレに行っていません。

バルセロナのトイレ事情は

あまりよくないそうです。

昨日は、拠点、拠点にトイレがありましたが

本日は、まったくトイレに遭遇しません。

そこで2人は、とりあえず、ホテルに向かうことにしました。

歩きながら、トイレとその後の予定について相談します。

ホテルに戻ってトイレに行き、出直してどこかでご飯を食べるか

途中でトイレに行って、なにかを買ってホテルで食べるか?

話しあった結果、勝手知ったるデパート

エル・コルテ・イングレスのトイレに行き

その後スーパーで買い物をして、ホテルで食べることにしました。

バルセロナは、物価が安くありません。カフェでお茶をするのもいい値段です。

そして、なんといっても、手持ちの現金がなくなってきています。

エル・コルテ・イングレスのトイレに到着すると、たくさんの人が並んでいました。

上に行く!きっと空いてるはず!

エリーが言います。エリーが本能のまま向かったのは、家電売り場でした。

エリーの予感的中。人はいません。

今回は、無事トイレにたどり着きましたが

トイレがない。これは、本当に困ります。

でも、トイレ問題は、これだけでは済まなかったのです。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜96〜

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☆ピカソに出会う☆

カテドラルの前に戻ると

アンティークの市が

建っていました。

のぞいて見ると

なんだか

がらくたばかりの

ようです。

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古い缶から。

昔の写真。

ビーズのバック。

なぜか

マジンガーゼットも

います。

なかには

相当な年代ものの

刺繍の服などもあります。

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きっと

目玉が飛び出すような

値段に違いありません。

アンティーク市の後ろには

ピカソの壁画が

待ち構えていました。

ピカソ美術館には

行かないので

2人はこの壁画を

じっくり眺めることに

したのです。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜95〜

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☆王の広場☆

おばちゃんたちに

大笑いされて

放心状態の2人が

ぼんやり進んでいくと

そこは、コロンブスが

イサベル女王に謁見したという

王の広場でした。

王の広場は、ただの広場です。

階段があるだけです。

装飾とかはありません。

場所も、ひょっこり現れるようにあります。

コロンブスの時代、この地味な場所は、どんな風に使用されていたのでしょうか?

大変、気になります。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜95〜

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☆赴きのある小道☆

カテドラルから、古い小道に出ると

なんだかそこは、中世の赴きです。

2人が、中世気分で

石畳を歩いていると

前方からものすごい勢いで

何かが飛んできます。

鳩です。

かなりのスピードで

持ち主たちの方に向かってきます。

鳩は、挑戦的で

まったくスピードを落としません。

鳩にぶつかる!と思った持ち主とエリーは

ぎゃーと叫びながら、思わずかがみました。

すると後ろから、大爆笑する声が聞こえたのです。

振り返ると、スペイン人のおばちゃん2人が大笑いしていました。

どうやら、持ち主とエリーの派手な鳩の避け方が、相当おもしろかったようで

おばちゃんたちのツボに入ってしまったようです。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜94〜

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☆カテドラル☆

古い教会、カテドラルに入ると

昼だというのに

薄暗い上に寒いです。

実は持ち主、教会が苦手です。

なんだか怖いんです。

教会の床の石で

名前が書いてあるところには

何世紀も前の聖職者が

眠っているらしいです。

聖職者ですから、その上を歩いたとしても

恨んだりはしないと思いますが、あの独特な雰囲気が苦手です。

もしかしたら前世で、フスのように焚刑に処されたのかもしれません。

一方、エリーは、結構楽しんでいて、ろうそくを買うかわりにコインを入れると

電気がつく台に、目をキラキラさせてコインを入れていました。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜93〜

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☆ああ!勘違い☆

さぁ。いよいよ

バルセロナ観光の最終日

となりました。

まず、2人は

初日に予約できなかった

カタルーニャ音楽堂へ

行きました。

予約の受付が、9時半からなので

9時に到着する念の入れようです。

しかし、9時半になっても音楽堂は開きません。

おかしいな。と、思った2人は

人々が歩いていく方向へ行ってみることにしました。

掃除のおばさんを捕まえて、チケット売り場を尋ねます。

するとおばさんは、持ち主たちが考えていたのとは

まったく違う方向を、指差すではないですか。

そちらを見ると、なんとすでにたくさんの人が並んでいます。

初日、チケット売り場は、開いていなかったのではなく、とんちんかんなふたりが

単にチケット売り場に気がつかなかっただけだったのでした。

それでも、14時からの英語ツアーを予約できたスーパーポジティブな2人は

ご機嫌の面持ちで、次の目的地であるカテドラルへと向かうのでした。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜92〜

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☆バンコじいさん再び☆

ホテルに戻ると、本日の受付は

バンコじいさんです。

偽者ではなく、本物の方です。

オラ!と、挨拶すると

にっこり、オラ!と

返してくれました。

部屋に入ろうと鍵を差し込むと

鍵が回りません。

何回やっても開きません。

エリーがバンコじいさんを

連れてきてくれました。

バンコじいさんが鍵を入れると、簡単に開きました。

さすが、バンコじいさんです!

やっぱり、バンコじいさんファンは、やめられません。

2人は部屋の中で、バンコじいさんの歌を歌い続けたのでした。

しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜91〜

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☆凱旋門の呪い2☆

スーパーでは、巨大なチョコや

生ハム、ジュースや水を購入し

2人は、外に出ました。

スーパーに来るとき

持ち主は地図をよく見て

自分たちの位置を確認し

ここから

ラーメン屋までの道のりを

しっかりチェックしていました。

ところが

目印のはずの交差点に出た瞬間

位置関係がいきなりわからなくなったのです。

時刻は19時近く。日が落ちてきています。

これまで友好的に感じた街に、なんだか危険な香りが漂います。

あたりを見回していた持ち主は叫びました。

あ!凱旋門。

そうなのです。

今朝、持ち主たちをビビらせた凱旋門が

こちらをあざ笑うように立っていたのです。

恐怖のランドマークを見つけた持ち主は、

なぜかその途端冷静になり、自分たちの位置関係を認識しました。

ようやく到着した齋心面館は、中華系の人々の憩いの場のようです。

ラーメンは、日本のラ−メンと違ってかなり太いです。うどん級です。

でも、久々の麺と小龍包、アジア風味に大変ホッとします。

おまけに、食べきれなかった小龍包は、持ち帰らせてくれました。