ぼくの持ち主の
お友達のボーイフレンドは
アメリカ人です。
背も高く、身体もがっちりしている
このお兄さんについて
持ち主たちが
疑問に思っていることが
ありました。
それは、どんなに寒くても
彼が半袖だということです。
この謎に、今朝、テレビが答えをだしてくれました。
なぜ、欧米人は冬でも半袖なのか？
それは、日本人よりも、平均体温が高いかららしいです。
タンパク質中心の食生活は、体温を高くするようです。
いつも、寒そうだな。と、思っていましたが寒くないのですね。
それで持ち主は、安心しました。

ぼくの持ち主が
黙々と仕事をしていると
隣のグループの
所長さんがやってきて
ちょっとちょっとと、言いました。
ほとんど仕事で関わることが
ない方なので
なんだろうか？と思っていると
所長さんは言いました。
みんなでいろいろ試したんだけど
パソコンが立ち上がらないんだよー。
お願い。
持ち主は、別段パソコンに詳しいわけではありません。
みんながやって立ち上がらないなら、立ち上げる自信はあまりありません。
ただ持ち主は、Ｇｏｏｇｌｅ能力だけは高いです。
早速、パソコンの機種と電源が入らない旨を検索してみると
充電のしすぎの可能性があることがわかりました。
電源を切って、放電という、バッテリーを外して数分放置する作業をしてから
電源につなげると、すぐにパソコンは立ちあがりました。
作業時間約５分。
立ちあがったパソコンに大喜びの所長は、さすがっ。と、持ち主を褒め称えました。
ありがとうございます。
でも持ち主は、決してパソコン関係に詳しいわけではないんです。
ただ、Ｇｏｏｇｌｅ能力が高いんです。

今朝、ニュースを見ていた
ぼくの持ち主は
少しだけ驚きました。
なぜなら
ゆるキャラグランプリで
群馬県のゆるキャラ
ぐんまちゃんが３位になったと
ニュースで流れたからです。
ぐんまちゃんと言えば
持ち主が小学生のころから知っている
馬のキャラクターです。
こども心に、馬でぐんまちゃんなんて、安易な名前をつけるな。と、思いましたが
そんなぐんまちゃんが３位とは
なんだかんだと、ちょっとだけうれしいです。
写真は、全然関係のない愛媛のみきゃんです。

昨日、ぼくの持ち主は
長年親しくして頂いている
漆芸家の方の個展に
行ってきました。
素敵な作品の数々に
お金もないのに
購買欲が湧いてきます。
そんな時、漆のコーヒーカップで
コーヒーを飲む話になりました。
漆器だと、コーヒーが冷めにくいし
なにより、口をつけたときの漆の感触がよいらしいです。
そこで、家に帰った持ち主は、さっそく試してみました。
いつも使っている漆のお椀にカフェオレをいれ
カフェオレボウルのように使用してみたのです。
たしかに、コーヒーは冷めにくく、お椀は熱くならず
おまけに口にあたる感触は最高です。
よいです。
漆器のすばらしいところは、口をつけたときのなんともいえない感触です。
熱くなく、冷たくなく、固くなく、やわらかすぎず。
説明するのは難しいですが、その感触は最高です。
漆器好きの持ち主ですが、お椀がカフェオレボウルになることもわかり
ますますお椀大活躍の予感です。

先週のことです。
車で出かける営業のお兄さんに
ぼくの持ち主は
声をかけたそうです。
気をつけてね。
持ち主自身は
あまり覚えていないのですが
その時お兄さんが
ちょっと危なっかしく
見えたことは確かです。
しばらくして、会社に電話がかかってきました。
なんとお兄さんが、高速で当て逃げされたというのです。
ただ、車はかなりへこみましたが、幸いなことに怪我はありませんでした。
その後、お兄さんに聞いたのですが、お兄さんは持ち主に、気をつけてね。
と、言われたことがすごく気になって、気をつけていたそうです。
それからです。
持ち主が、営業に出かける方々に、いってらっしゃい。気をつけてね。と、言うたびに
事故るのかな？おれ。
と、営業さんたちが言うようになったのは。
みなさん、偶然です。ただの偶然だと思います。

それは、月曜日のことでした。
テレビのおみくじで
ぼくの持ち主は
過去最大級の大吉を
ひいたのです。
どんな素敵なことがあるかと
ワクワクしていたのですが
よいことは続かず
火曜日は朝から
もう駆逐されたと信じていた
あのＧさんに会ってしまいました。
そのうえ、占いはビリでした。
しかし本日。占いが１位だったので、大喜びの持ち主。
そのうえ電車では、めずらしく座れるというラッキーさ。
しかし座ったらば、となりのお兄さんが
全体重でよりかかってくるではありませんか。
アンラッキーです。
過去最大の大吉が、こんなにしょぼいものだったとすると
持ち主の人生って、大変切ないものだと思います。

ぼくの持ち主が
乗り換えのために歩いていると
目の前に、赤いマフラーをした
しろくまを見つけました。
ぼくよりも
少々ぽっちゃり型のしろくまです。
マフラーには
コカ・コーラの文字。
どうやら、コーラのしろくまです。
このクマの持ち主は
学ラン姿の高校生で
リュックの後ろにぶるさがっています。
プラプラ揺れるしろくまを見ていると
落ちてしまうんじゃないかと
なんだか心配になってきます。
しろくまさん、気を付けて。
落ちないようにね。
（このクマは、つくばのスポーツ屋さんで激写してみました。）

それは、ぼくの持ち主が
会社のドアを
開けようとした時のことでした。
ドアノブが上下したので
持ち主は
誰かがドアの前にいるのだろう
と、考えて
ゆっくりとドアを開けました。
すると
そこにはだれもいなかったのです。
持ち主は、不思議に思って
小走りにやって来た営業さんに
今、ここ開けて閉めましたか？
と、たずねました。すると
開けてないよ。
の一言です。
これはやはり、おばけ？でしょうか。
そんなゾクゾクしたりはありませんでしたが、不思議でたまりません。

電車の中吊り広告を見ながら
ぼくの持ち主は
しっとりしたマロン系の
お菓子に思いを馳せました。
寒い日の夕方に
こっくりしたミルクティーか
カフェオレを飲みながら
東京まろんを食べたら
幸せそう。
でも、持ち主は知っているのです。
実は、東京まろんがお菓子ではないことを。
実は、東京まろんが、東京ろまんの読み間違いであることを。
でも、毎日読み間違えては、マロン系お菓子を妄想しています。

ぼくの持ち主が暮らす
古いマンションのよいところは
住人同士が
挨拶をするところではないかと
思います。
その日、持ち主が
エレベーターを待っていると
３歳くらいの男の子と
お母さんがやってきました。
エレベーターが来て
乗りこむ前から
乗りこんでからもずっと
ボタンをいたずらしちゃだめ。
大きな声を出さない。
暴れない。
と、男の子は、お母さんに注意され続けています。
どうやら、いたずらっ子みたいです。
持ち主が降りる時、ふたりに挨拶をすると
お母さんは、どうも、とにこやかに言いました。
すると男の子も、お母さんの真似をして、どもっと、大きな声で言いました。
持ち主は、それを聞いて、なんだか楽しくなり、にやりとしてしまいました。