月別アーカイブ: 2007年7月

おっちょこちょい

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きのうはぼくの持ち主の

お友達の結婚式でした。

お友達はきれいだったし

式は感動的だったし

お食事はおいしいし

持ち主は大満足でした。

でも、ぼくは知っているのです。

あの事件を・・・

朝、ぼくの持ち主は

お化粧してドレスを着て電車に乗り込みました。

すると、遠慮がちな視線が持ち主に飛んできます。なぜでしょうか?

化粧、濃すぎたのかしら?それとも、美しすぎるのかしら?

持ち主はのんきに考えました。それから、何の気なしに背中にふれました。

すると、なんということでしょう。

背中にあるドレスのチャックが、10センチくらい開いているではないですか。

どうりでみなさん、見るはずです。

おかしを入れてください。

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ぼく、へんなものをみつけました。

それは

お友達の机の横にある

お菓子の空き缶です。

その缶のフタには

紙が貼ってあって

何か書いてあります。

おかしを入れてください。

なんでしょうか、この箱は。

お友達の説明によると、まわりの人たちや通りがかりの人が

嫌いなおかしや苦手なお菓子を入れていい箱なのだそうです。

持ちつ持たれつです。

得意げにお友達が言うと、すかさず隣のお姉さんがいいました。

持たれつ持たれつだよね。

ああ、お菓子をもらってばかりということですね。

TJ色

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きょう、ぼくの持ち主は

白いワンピースを着ていました。

そんな持ち主を見て

お友達が言いました。

きょうのワンピースは

TJ色ですね。

すると、持ち主は

ワンピースを点検しながら

言いました。

TJみたいに汚れてないよ。

それ、ぼくに対して、とても失礼だと思います。

チラシ

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ポストを開けると

チラシが入っていました。

飛びこんできた文字に

持ち主はくぎづけになりました。

なぜ、結婚できないのか?

な、なんていうことでしょうか。

このチラシの配り主は、独身を狙って

チラシを配っているのでしょうか。

恐ろしい世の中です。

けれども、ふと上のほうを見ると

お子さんが結婚しなくてお悩みの方へと、あります。

安心しました。

適当に配っていたのですね。

でも、なぜ結婚できないかなんて、大きなお節介です。

人にやさしく

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さいきん、ぼくの持ち主のまわりには

疲れちゃってたり

気持ちが沈んでたり

そんなお友だちが多いです。

お友だち思いの持ち主は

そんな彼女たちを癒すため

ぼくを派遣することにしました。

それは、癒しを本業とするぼくには

得意なことです。

それに、彼女らのところにいくと

かわいいねとか、いい子だねなんていわれ

とても大事にやさしくされるので、ぼくもけっこう楽しいことです。

でも、ぼくは見てしまったのです。

ぼくを迎えにきた持ち主が、お友だちから

TJへのお礼だよと、お菓子をもらっていたところを。

まさか、それが目当てではないですよね。

親分

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ぼくの持ち主の親分

すなわち会社の上司は

なかなかの人物です。

親分は、持ち主を

基本的に放し飼いにしていますが

一か月に一度くらい

どっかりした仕事を投げてきます。

ふだんへらへらしている持ち主も

この時ばかりは

ヒーヒーいいながら仕事をこなします。

持ち主は、どうにか仕事を終わらせます。

とにかく、出来あがりどうこうではなく、終わらせるだけで精いっぱいなのです。

そして、仕事が終わった時、いつも持ち主は思うのです。

親分は、持ち主が出せる最高の力を計算して

この仕事をふっているのではないだろうか・・・?

親分、あなたは恐ろしい人です。

ごえもん

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ぼくの持ち主の髪型は、個性的です。

べつに、持ち主自身が

それを望んでいるわけではなく

長年カットしてくれる美容師さんの

おまかせなのです。

それゆえ

ときどき、難しい髪型と遭遇します。

今回のカットは、持ち主としては

サルだと思っていましたが

ちょっとだけ髪が伸びてしまい、サルではないものになりました。

そんな持ち主を見て、お友達のひとこと。

石川五右衛門みたい。

う〜ん。ルパン三世に出てくるほうじゃなくて、

釜ゆでになったほうですよね?

ザンバラ具合が、確かに似てます。

オトコ香る。

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ぼくの持ち主の

同じチームのお姉さんが

出張に出かけるというので

おみやげをねだってみました。

すると、やさしいお姉さんは

おみやげを買ってきてくれました。

持ち主には

ふわりんか

ぼくには

オトコ香る。

これを食べると、良いにおいが身体からでてくるという

よく考えると、ちょっと怖いガムです。

そして、そのガムを食べては、

自分のにおいをかいでいる持ち主とお姉さんを

ぼくはかなり怪しいと思いました。

あいつ2

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黒くてカサカサ嫌な音をだすあいつと

ぼくの持ち主との戦いを綴ったところ

たくさんの反響がありました。

みなさん本当に

あいつに悩まされているようです。

そんなある日

ぼくはすごいものを見たのです。

近所のスーパーまで

買い物に出たぼくと持ち主。

いつものようにお買い物をしていると、野菜売り場から

スーパーでは決して出てはいけないはずのあいつが、飛び出してきたのです!

びびる持ち主。

すると、持ち主の隣に立っていたおばさまが

いきなりあいつを蹴飛ばしたではありませんか!

あいつは一瞬にして逆さまになり、もとに戻れずにもがいています。

ここで、ゴキジェットなどを噴射すれば、あいつはひとたまりもないはずです!

おばさま、すごい技です。

持ち主は感動しました。

けれどもきっと、おばさまがあの技を習得するのは

語りきれないほど長いあいつとの戦いの歴史があったのだろうと、ぼくは思います。

お中元

dsc02244こないだ
信玄桃をだれか送ってくれないでしょうか
と、言ったところ
本当に買ってきてくれたんです。
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さっそく、パッケージを開きました。
桃が6個はいっていました。
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ジジの持ち主は
ぼくの持ち主には本物の桃をくれました。
ジジ、意外といいやつですね。