持ち主姉の飛行機は
1時間以上出発が遅れたそうで
持ち主姉は疲れきっていました。
持ち主も、出発時に
スーツケースを持って
ダッシュしたりと
お互いそこそこな
トラブルにまきこまれましたが
なんとか無事に到着できて
まずは一安心です。
「しろくまランカウイへ行く」カテゴリーアーカイブ
18 持ち主姉、現れず
17 お菓子大好き
16 タクシー
15 ランカウイへ
14 女同士
ぼくの持ち主は
日本人らしい顔つきなのですが
一人でいるせいか
日本の方にも英語で
話しかけられます。
持ち主が通路側の席に座っていると
日本人の女性二人が
エクスキューズミー
と、やってきました。
窓際と真ん中の席に座るようです。
持ち主が立ち上がると、サンキューと言いながら、二人は席につきます。
持ち主は、本を読みながら、機内で過ごしていたのですが
ふと、隣の2人組が気になり始めました。
持ち主の隣の女子が大変優しい人で
もう一人の女子にジュースを取ってあげたり
ゴミを捨ててあげたりしているのです。
そして、ふたりで話し込んでいます。
本当に来れてよかったね。とっても幸せ。といった会話です。
楽しそうでうらやましいな。やっぱりひとりはつまらんな。
と思った次の瞬間、持ち主はようやく気づきました。
ふたりは手を握りあい、見つめあっていました。
そう。ふたりは恋人同士だったのです。
ああ。持ち主ったら、さきほどの出会いに続き
またまた見せつけられてしまいました。
13 後悔
12 大成功
人の波に流されながら
機内から出て
お店をぬって歩くと
エアロトレインが
見えてきました。
ドキドキしながら
乗り込み、一駅目に到着し
ここはどこかと
キョロキョロしていると
同様に不安だったのか
ヨーロピアンのお姉さんに
ここは、イミグレーションかと尋ねられました。
持ち主が、わからない。
と、答えると、側にいた親切な地元の人が、そうですよ。と、答えてくれました。
エアロトレインを降り、人の波に飲まれそうになりながら看板を探します。
人の波は、イミグレーションへ続きますが
持ち主は、国内線乗り換えに行かねばならないのです。
ドキドキキョロキョロしていると、看板がありました。
でも、そっちの方には人っ子一人見当たりません。
不安になりながらも、看板に従って進むと
小さなイミグレーションがみえてきたのです。