きょう、ぼくの持ち主はうれしそうに
うさぎの毛皮のマフラーを
お友達に自慢していました。
すると、お友達が言ったのです。
残酷な!
持ち主は、ふわふわの毛皮を
なでながら考えました。
確かに残酷だ・・・
そう思うと、持ち主はなんだかマフラーに申し訳ない気持ちになってきました。
肉も食べるし、魚も食べます。革の靴もはくし、バックも持ってます。
でも、毛皮が一番残酷な感じ。
なぜなのでしょう。毛がついたままだからかな?
ぼくの持ち主は、お昼休みに
お昼寝する習慣がありますが
机にうっぷして寝ると
小さい枕を購入しました。
それがこの、のんきな顔した羊です。
持ち主と持ち主母は
この羊を抱きながら
かわいいね
とか
やわらかくてきもちがいい〜
とかいってるのですが、そのたびに、ぼくはなんだか複雑な気分になったのです。
それで、ぽつりと
ぼくというものがありながら・・・
と言ってみました。すると、持ち主母が答えたのです。
ほら、これは枕だからね。
さすがはぼくの持ち主の母、ぼくの心のケアも忘れません。
連休、ぼくは持ち主と
持ち主の実家で過ごしてきました。
毎晩、持ち主が寝ようとすると
猫が布団をあたためがてら、真ん中に
どかんと寝ていてくれるのですが
困るのは、猫をどかして
持ち主が布団に入った後なのです。
その猫は、横になった持ち主に近づき
前足と上半身のかなりの部分を
持ち主の胸の上に置いて眠りにつくのです。
猫好きにはたまらない瞬間ではありますが、その重さもたまったものではありません。
猫の体重は、約6キロ。
その重さに耐えながら、持ち主は考えました。
もしかしてこの状態は、5キロの米袋を胸に乗っけているようなものではではないだろうか?
そう思うと、なんだか持ち主の胸元はどんどんと重苦しくなっていくのでした。
☆6キロだけど、見た目がすてきだといわれてた猫の話はこちら
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