仕事をしている時
ぼくの持ち主は
大変姿勢が悪いです。
集中すればするほど
うしろに寄りかかり
低く低くなっていくのです。
端から見ていると
寝ていると思われるくらいです。
寝てるように見えたのに
右手だけが超高速で
動いていたため
みんなをびっくりさせたこともあります。
でも、持ち主は考えたのです。
やはり、姿勢が悪いのはいけないと。
でも、集中すればするほど、ついつい姿勢が悪くなっていきます。
いかんいかん。今年の目標は、姿勢を良く！だ。
持ち主がつぶやくと、隣の席のボスが言いました。
ええ〜。びっくり。姿勢が悪いことがいけないなんて、思ったりするんだ。
なんですか。ボスったら。
持ち主がまるで非常識な人みたいじゃないですか。

ぼくには、人間の彼女がいます。
お好み焼き屋を営んでいる
とっても可愛い彼女です。
時々、彼女が
ぼくに秘密で人間の彼氏を
作ってしまうことも
あるようですが
かなり長く付き合っています。
そんな彼女から
年賀状が届きました。
彼女曰く、ぼくが迎えにこないから、未だ独身とのことです。
ああ。やはりぼくは、彼女に求婚すべきでしょうか？
でも、ぼくには稼ぎがないから、ヒモになってしまいそうです。
クマでヒモなんて、なんだかシュールです。
それに、持ち主をひとりにするのも心配なので
彼女とは別居婚になってしまうかもしれません。
これって、女性から見たらマザコンみたいなものなのでしょうか？
ああ。ぼくって、意外と優柔不断だったのですね。

お正月が終わり
一番恐ろしいのは
体重計に乗る瞬間です。
毎日、ご馳走を食べては
ゴロゴロする生活。
太らない方が
おかしいというものです。
ぼくの持ち主は緊張しながら
体重計に乗りました。
ところが
体重はそれほど
増えていなかったのです。
なぜでしょう？
これは、ぼくの推論なのですが
持ち主のご飯の量は普通か少なめです。
しかし、相当量のお菓子を食べています。
お正月には、ご飯はしっかり食べましたが、おやつをあまり食べなかったのです。
ご飯も、普段食べられない野菜を中心に食べました。
これが、正月太りを免れた理由ではないでしょか？
持ち主、どれだけお菓子を食べているのでしょうね？