月別アーカイブ: 2007年4月

その後のふた葉

dsc02083

今朝、ぼくの持ち主が

荒れ果てたベランダガーデンを

どのように手入れしようかと

迷っているとき

ふと、思い出しました。

あのふた葉

どうなったのでしょうか?

ただの雑草だったのでしょうか。

それとも、

バジルのふた葉だったのでしょうか?

持ち主が期待をこめて植木鉢をのぞきこむと

ふた葉の間から、確かに新芽が生えています。

持ち主は、わくわくしてきました。

けれども、その新芽をよく見てみると、小さな葉にぎざぎざが生えています。

バジルにはぎざぎざはなかったはずです。

どうやらこの新芽は、バジルではなくしその芽のようです。

なぜこんなところにしそが?

持ち主は思い出しました。

そういえば去年、バジルのとなりの植木鉢ではしそを植えてましたっけ。

しその生命力ってすごいのですね。

子育て体験

dsc02071

きょう、ぼくの持ち主は

会社をお休みして

子持ちのお友だち2人と

会ってきました。

もともと

子供が嫌いではない持ち主は

いつも

育児で疲れているお友だちのため

2人の子を順番に

だっこしたりあやしたり

大はりきりでした。

子供がにっこり笑ってくれれば、なんだか楽しい気分になるし

泣きだすと悲しくなる。不思議なもんです。

ぐずりつづけていた子が、持ち主の押すベビーカーで眠り始めた時

その寝顔は天使のようで、持ち主はじ〜んときてしまいました。

けれども、お友だちと別れた瞬間、持ち主はぐったりとしている自分に気づきました。

たかだか3時間。けれども子育てとは、大変なものなのですね。

これからは、子供のいるお母さんには親切にしようと、持ち主は心に決めたのでした。

しろくま、哲学する

dsc02060

ぼくの持ち主は絵を描きます。

なぜというと

それが持ち主の表現手段だからです。

文章で言葉をつづったり

音楽を奏でたりするかわりに

持ち主は絵を描くのです。

けれども

例えば「好き」を絵で表現しても

なかなか相手に伝わりません。

やっかいなことです。

どうしたって、言葉のたすけが必要になります。

けれども、ぼくはふと思ったのです。

もしも、完璧だと思っていた言葉が、それほど優秀ではなく

絵画で表現するくらいあいまいにしか、相手に伝わらなかったとしたら?

それに気付いたから、ぼくの持ち主は絵を描くのでしょうか?

お花見

dsc02058

きのうぼくは、ぼくの持ち主と

持ち主のお友達4人とで

有名なお花見スポットまで

お花見に行ってきました。

スーパーでお買い物をし

寄り道しながら歩くこと20分。

ぼくらは目的の地に到着しました。

ところが

寒さと空腹にたえかねた一行は

たくさん桜のある場所まで到着することなく、近場の広場に座りこんだのです。

ここでいいか〜。

5人は口々にいいます。

たしかに、広場の向こうには、桜の木が一本だけぽつりと咲いています。

そして、さっさとお弁当をひらきはじめました。

結局、たくさんの桜を見ることなく引き返したご一行。

お花見って名目で、ただ騒ぎたかっただけだったんでしょうか。