月別アーカイブ: 2016年12月

いつもニコニコ

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目があうと、いつもニコニコしてるお兄さんがいるんです。お兄さんと言ってもも、持ち主より大分若いですが。

いたずらっ子のこぐまのような雰囲気のお兄さんと、今日も目が合ったのでニコニコ挨拶しました。
すると、お兄さんは持ち主に言いました。

いつもニコニコしてますよねぇ。

え!違いますよ。ニコニコしてるのは、お兄さんの方ですよ!

持ち主は言いましたが、お兄さんは、えええ~違いますよ~。って、ニコニコしながら行ってしまいました。

お兄さんがニコニコしていたから持ち主がニコニコしたのか、持ち主がニコニコしていたからお兄さんがニコニコしていたのか、真相はわかりませんが、ふたりともニコニコしていることだけは事実です。

ご縁のある日

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彼女とは、それほど親しいわけではなく、挨拶をするくらいの仲です。
そんな彼女と、なぜかその日は廊下で数回すれ違い、トイレで数回出会ったのです。

帰りのエレベーターでも再び会い、今日は、ご縁がありますね〜と、会釈をして別れました。

その後、持ち主は近くのドラッグストアで買い物をしていました。すると後ろから、イヤダ!って声がしたんです。
振り向くとそこには、今日のご縁の彼女がびっくりした顔で立っていました。

本当にご縁のある日だったんですね。なんだか不思議なこともあるものです。

ミミズ

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会社に行く途中にミミズが大量発生しているところがあるんです。
ミミズが発生するのは、雨が降ったあとなんですが、これがまた直径1センチくらいあり、太くて気持ち悪いんです。

持ち主姉は、叫んで立ちすくむほどにミミズが嫌いですが、持ち主はそこまでではありません。
でも、この太いミミズが、歩くたびに道端にいると、ひゃーと驚きます。
その道は、たくさん人が通るので、ふみつぶされたミミズたちもたくさんいるんです。

気持ち悪いのと気の毒なのとで、持ち主は思うんです。

ミミズよ。どうしてわざわざ出てくるのだ。

いまさらハリー

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ええ。ぼくの持ち主、今更はまってるんです。ハリーポッターに。
テレビでシリーズの映画を見て、詳細はウィキペディアで調べたりしてはまり込み、本も読みたいなー。と、思っていました。でも文庫本を買うにしても結構な量です。

とりあえず本はあきらめていたのですが、ふと思い出したんです。
図書館で借りたらいいじゃないかと。最近図書館通いを始めたというのに、その存在をすっかり忘れていました。

本を借りてくると、持ち主は貪るように読み始めました。
寝食忘れて読んでます。
ああ。そうです。持ち主の子供の頃ってこんな感じでした。

だれも注意する人がいないからって。ほら。ご飯食べる時は本を置いて!お行儀わるいですよ。

しろくま、ディズニーシーに行く

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ぼくは、持ち主とそのお友達と共に、ディズニーシーに行ってきました。
今年の始めに会社のくじ引きで当たったパスポートがあったんです。

しばらく行っていなかったディズニー関係。久しぶりなので、もう思う存分遊んでやろうと、ぼくらは開園8時前に並びました。

アトラクションに乗ったり、おやつを食べたり、かなりがんばったんです。
しかし15時頃、なんだか体が重くなり、16時頃には頭が重くなり、17時頃でしょうか。持ち主は電池切れとなりました。

それでも19時までがんばりました。

若い頃は、10時まで遊べたのに。

持ち主はつぶやきます。ああ。もう難しい模様です。

ぶちっ

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持ち主が朝目覚め、蛍光灯をつけようと紐を引っ張った瞬間でした。
ぶちっという音がしました。蛍光灯の紐が切れたんです。

寝ぼけていた持ち主の頭は瞬時に動き始めました。
紐は、結構根元で切れたようです。

まずは蛍光灯カバーを外さなくてはなりません。椅子にのぼって、カバーと格闘します。けれどもうまくいきません。
部屋の中が暗くて、手元が見えないのです。

数分格闘し、静かにパニクっていく持ち主。
そうなんです。ぼくの持ち主は暗いところが苦手なんです。

しかし、ここでパニクってもなにもなりません。
深呼吸して落ち着きました。そしてどうにかカバーを外し、ちぎれた紐を引っ張って電気をつけました。

たかが紐。されど紐。これがちぎれただけでこんなにも不便になるとは。

水筒

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持ち主が所属する派遣会社は、毎年記念の粗品をくれます。
今年の粗品は水筒でした。
でも持ち主は、水筒もタンブラーも持っています。
だれか欲しい人はいないかと、まわりに聞いてみましたが、持っているからいらないという人ばかりです。

ふと振り返ると、うしろの席のお兄さんの机の上には水筒がありません。
そこでお兄さんに、水筒を使わないかと聞いてみると、
「欲しい!」
と、お兄さんは言いました。おしゃべりなお兄さんは続けます。
「うれしいな〜。ちょうど水筒欲しくて、ドン・キホーテで見てたんだよね〜。ほら、800円くらいするじゃない?悩んでいたんだよね〜。これで800円、浮いたよ〜。ありがとありがと。」

そうなんです。お兄さんはふたりの子持ちで、お小遣いが少ないんです。
でもね、持ち主は知っています。お小遣いが少ないというのに、お兄さんがへんな駄菓子ばかり買ってしまうことを。

「浮いたお金で、またへんなお菓子買っちゃうんでしょ。」

持ち主が言うと、お兄さんはうふうふ答えました。

「うん。そんな気がする〜」