仲良しのお姉さんが、お嬢さんの結婚式のためにハワイに旅立つことになりました。
ぼくはハワイに行ったことがないので、いいなぁ。と、ため息をつきます。
すると、お姉さんが言ったんです。
TJ、ハワイに連れていってあげようか?
えっ!いいんですか?
ぼくの脳裏に、青い空、白い雲、輝く太陽を背に、ジップロックに入ったぼくが海に浮かんでいる姿が浮かびます。
しかし、次の瞬間、お姉さんが言ったのです。
あ、やっぱりダメだわ。あちらのご両親に危ない人って思われちゃうもの。
えええ。そんなことないですよ。かわいいぼくと一緒なんですよ。
いや・・・そんなことありますね。
ハワイを諦めたぼくに、持ち主が優しく、いつかハワイに連れて行ってあげるよ。と、言ったのでした。
持ち主よ。ぼくはその約束を忘れません。