しろくま韓国へ行く〜帰国編〜

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ゆるゆる事件勃発

目覚ましが鳴ったのは

5時50分でした。

前日の疲れからか

昨日は眠れなかったというエニーも

眠れたようですが、朝が早すぎて

ふたりともあくびをしています。

11時の飛行機に乗るのに、

こんなに早く起きなくてはならないのは、ひとえに格安ツアーのためです。

6時50分にホテルにバスがやってきて、そのあと3つのホテルを経由し、

キムチ屋に連れて行かれてから、ようやくその後に空港にいくのです。

集合時間までに着替えて化粧をし、昨日買ったパンを食べます。

エニーは余裕ですべてを済ませましたが、ぼくの持ち主はパンを食べられませんでした。

なぜなら、持ち主のおなかに問題が・・・昨日も4回トイレに出しにいったのですが、

この日は、2回も長時間トイレの住人となっていたのでした。

2回のトイレ後も、持ち主の心は不安でいっぱいです。

キムチの食べすぎでしょうか?確実におなかを壊しているようです。

バスに乗り込み、ホテルに立ち寄っている間に、持ち主のおなかに激痛の波がやってきます。

耐える持ち主。

その時、持ち主の携帯にメールが届きました。日本のお友達からです。

どうということのない内容を読んでから、ふと思い出しました。

むかし、持ち主がおなかを壊して電車で大変だったという話をした時、

このお友達が、ストッパ下痢止めをくれたことがあるのです。

持ち主は化粧ポーチをあさりました。

すると、そこにはもらったストッパ下痢止めが!

ああ、このメールは、ストッパ下痢止めを思い出させる運命のメールだったのですね。

持ち主は、いそいでそれを口に放り込みました。

ストッパ下痢止めのおかげで、急激な波には耐えられるようにはなりましたが、

まだまだつらいです。昨日までは全然行きたくなかったキムチ屋さんが

今ではあこがれの場所です。キムチ屋さんのトイレが恋しいです。

早く、早くキムチ屋さんに着いてほしい。持ち主は必死で願いました。

そして、ようやくキムチ屋さんに着いたのです。持ち主はトイレに飛び込みました。

持ち主のおなかは、大変なことになっていました。

けれどもトイレには、ウォッシュレットまでついています。

持ち主は、キムチ屋さんにありがとうと心から思いました。

すっきりした持ち主は、ようやくトイレからでてきました。

すると、キムチ屋さんの入口はしまっています。観光客用のお店ではよくあることです。

鍵がかかってないだけましです。

持ち主が扉を開けると、ツアー客のみなさんは、椅子にすわらされ、

キムチとお茶を勧められているところでした。

おばさんがいそいそと持ち主の席を作ってくれます。

いつもなら、押し売り系のこういう店ではいらいらしてしまう持ち主ですが、

今回はちっともいらいらしません。おばさんの売り込みも、ちっとも嫌ではありません。

なんたって、トイレを貸してくださったキムチ屋さんですから。

持ち主は、トイレを貸して頂いたお礼に、キムチの1つも購入しようかと思いました。

でも、設定価格が高く、持ち主の持っているウォンでは買えませんでした。

持ち主たちは、なにも買わずにキムチ屋さんをでて、バスに乗り込みました。

空港に着くと、旅もいよいよおしまいです。

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コチジャン事件勃発

その後は、チェックインして、

ガイドさんと別れました。

出国すれば韓国ともお別れです。

すると、荷物検査を通り

出国手続きをしようと思った

持ち主の前で、なんと

マイキーとジェシカが

つかまっています。

持っている荷物を全部出され、つぶさにチェックです。

どうしたのでしょうか?二人は何を持ち込んだのでしょう?

どうやら問題は、購入した巨大コチジャンにあるようです。

100ミリリットル以上の飛行機の手荷物には液体を持ち込んではいけませんが、

コチジャンもその対象なのです。

たぶん、韓国語で、没収です。と、言っているのでしょう。係の人は2人とも厳しい顔付きです。

マイキーとジェシカは、せつなそうに、コチジャ〜ンと叫びました。

その表情はとても悲しそうです。

そんな二人をかわいそうに思ったのか、どうなのか、厳しい顔のお姉さんがなにか言っています。

どうやら、手荷物に預けろと言っているようです。

ようやく事態を認識したマイキーとジェシカは、

マイキーのショッピングバックにコチジャンを移しかえ始めました。

そのバックを受け取ると、お姉さんは無表情にバックをテープで巻いていきます。

ものすごいぐるぐる巻きです。

けれども、そのぐるぐる巻きバックを預けることができたので、

マイキーとジェシカはコチジャンを没収されずに済んだのでした。

マイキー誘拐?事件勃発

やっとこ出国を終えると、そこにはまた、最後の買い物天国、DFSが待っています。

最後の買い物前に、持ち主は念のためにトイレに行っておくことにしました。

トイレからでると、ジェシカとエニーが待っています。

持ち主が、マイキーは?と聞くと、トイレ行ったよ。と、ジェシカが答えました。

しばらく3人でマイキーを待ちますが、なかなかトイレからでてきません。

3人は、だんだん心配になってきました。おなかの調子でも悪いのでしょうか?

持ち主がトイレに行って、マイキーの名前を呼びましたが、返事がありません。

マイキーは、違うトイレに行ったのでしょうか?

まさかマイキーは、かわいすぎて誘拐されてしまったのでしょうか?

3人は、どうしていいかわからず、顔を見合わせました。

そのときです。むこうのほうから、マイキーがやってくるではありませんか。

3人は、ほっとしました。

トイレに行ったと思っていたマイキーは、

初日にDFSで購入した商品を受け取りに行っていたのでした。

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その後は、事件もなく

最後の買い物を終えて

飛行機に乗りこみ

無事に成田空港についた4人は

出発時に集まった

BAGLEBAGLEに

再び集結しました。

旅では、大きな問題もなく、持ち主は

のんきに楽しく過ごせました。

ちょっととぼけたマイキーと、どこでも眠れるジェシカと

ときどきシュールなことをいうエニー。

そして、いつもバッグの肩ひものねじねじを誰かに直してもらっている持ち主の4人は、

そこそこダメで、そこそこできるという、

うまい具合にバランスのとれたメンバーだったようです。

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後日・・・事件?勃発

後日、ジェシカが持ち主のところに

走ってやってきました。

なんと、

韓国で購入したフェイスパウダーに

パウダーが入っていなかった

というのです。

なんということでしょう。

持ち主とジェシカは、じっくりとフェイスパウダー入れをチェックしました。

持ち主の下した判断は・・・

これって、パウダー別売りだったんじゃないのかねぇ・・・

 

こんなふうに、韓国旅行は、まだまだ4人に楽しい事件を引き起こしてくれるようです。

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