それは
新年が始まった元旦の日のことでした。
なんと、ぼくの持ち主一家の中でも
強靭な体力の持ち主である持ち主姉が
熱を出したのです。
持ち主姉が調子をくずすのは
約10年に一度。
そのかわり、高熱を出して苦しみます。
覚えているだけでも
持ち主姉が受験生だった
1988年の12月。
その次は
持ち主と持ち主母とティオマン島に旅行に行った、1999年9月。
そして、今春です。
そんな持ち主姉を見て、持ち主父は言いました。
鬼の霍乱だな。
その、鬼をも倒したウイルスが、その後持ち主を襲ったことは、いうまでもありません。