こたろうさんの愛

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GW中、ぼくの持ち主は

実家に帰っていました。

実家では

夜中から朝方にかけて

猫のこたろうさんによる

なでなで地獄が待っています。

今回も持ち主は

眠気に負けそうになりながら

こたろうさんのなでなで地獄に

付き合いました。

そんな、ある早朝のことです。

こたろうさんが、いつものように期待に瞳を大きくして

ごろごろいいながら、持ち主の方へ近づいてきました。

そうです。なでなでの要求です。

その時です。こたろうさんが持ち主の身体の上に乗ってきました。

それも、膀胱の上です。

こたろうさんは、5キロ近くあります。

持ち主の余裕のない膀胱に、5キロの圧力。

ぐぇー。苦しい。

持ち主はつぶやきますが、なでなでを期待してごろごろいうこたろうさんを

払いのけることはできません。持ち主は、しばらく耐えました。

そして、こたろうさんが持ち主の身体から降りた瞬間

耐えきれなくなった持ち主が

飛び起きてトイレに駆け込んだことは、いうまでもありません。

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