ぼくの持ち主は
調金を習っていますが
それは、純然たる趣味です。
よって、ほとんどお遊び気分です。
そんな
不真面目な生徒である持ち主に
先生は課題を与えました。
石を留めるための細い爪を
これまた小さな土台に
蝋づけするようにと言うのです。
ピンセットで、土台と爪を一緒に持ちながら蝋づけです。
難しいよ。と、先生が言います。
見るからに、難しそうです。手がぷるぷるしそうです。
いえ。そんな小さなもの、つかむだけで大変そうです。
しかし、ピンセットを持った持ち主の手は、意外に安定していたのです。
手の動きもなめらかです。
先生にも誉められます。
持ち主は、なんだか不思議な気分になりました。
この作業に、慣れてるような気がするのです。
以前、似たようなことをやったことがある気がするんです。
でも、それがいつで、なんだったのかは、思い出せません。
既視感。デジャブというやつでしょうか?
前世は、親方だったんじゃない?先生が笑いながら言いました。
確かに。前世があるなら、持ち主はどこかでこんな職業についていたのかもしれません。
TJ こんにちは♪
>親方
この響き、好きだなぁ♪
これから持ち主さんのこと『親方』って呼ぼうかなぁ[E:happy02]
前世の記憶・・・私にもあります
その記憶の場面に一緒にいた人がいて
それが今の長男だったんです。。。ソウルメイトってやつですかね
こまちゃん!
そうなんですか?
すごいですね!息子さんと前世から関係者!!
前世あるんですね!
ぼくの前世はなにかしらん?