階数を間違える

201204061254000
これまで、4階が職場
ということが多かった
ぼくの持ち主ですが
新しい職場は3階です。
その日持ち主は
階段を上がりながら
息が苦しくなってきたことに
気づきました。
運動不足でしょうか?
はぁはぁします。
これまで、3階まで歩いても
苦しくなかったので衝撃です。
その時、ふと思いました。
あれ?いま、何階?
思ってから、焦りました。
裏階段で薄暗く、密室状態の階段。
前後に続くグレーで統一された均一な景色は
自身が何階にいるのかを、わからなくさせます。
なんだか恐怖映画のワンシーンみたいです。
持ち主は、自分のいる場所を確認しようと、キョロキョロしました。
すると、蛍光灯に数字が書いてあるのを見つけました。
▽3と4△です。
しばらく考えて、気づきました。
3と4の間ということは、職場を越えているということではないですか。
持ち主は、急いで階段をかけ降りました。
しかし、考えるのです。もし、あの▽3と4△の表示がなかったら?
あり得ないけと、考えるとなんだか恐ろしいです。

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