習性と感覚

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あなたが
ぼくの持ち主のお友達ならば
知っているかもしれません。
持ち主の習性を。
その習性とは
計画通りにきっちり動きたい。
と、いうものです。
毎日、ほぼ同じ時間に起きて
同じものを食べて
同じ時間に家を出る。
毎週、決まった箇所を、決まった順番で掃除する。
それらが持ち主の習性です。
生活をする上で、この習性が邪魔になることはそれほどありません。
けれども、作品制作には邪魔な習性なのです。
そろそろ準備する時期だ。
2つほど仕上がってなければいけない時期だ。
それなのに、なにもできていないぞ。なにをやっているんだ?
と、時系列に沿った習性がささやきます。
でも、感覚がそこにストップをかけるのです。
いや、まだその時期でない。まだ、出てきてない。
つくりたいものが出てこないうちは動いてはいけない。
そこからは、習性と感覚の戦いです。
焦って習性が勝ってしまうと、つまらないものをつくってしまいそうで怖いです。
それは、いかんことです。
でも、でも焦るのです。
この苦しみから、なにかが生まれてくるとぼくも嬉しいのですが。

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