ぼくの持ち主はトイレから戻り、真剣にPCに向かい仕事をしていました。
ふと、書き留めたいことがあって、メモ帳を取ると、
そこには殴り書きのような男らしい字で、
寝るなよーオ!
と、書いてありました。
その横には、サインらしき一文字が。
誰だ?
一文字に当てはまる仲良しのお姉さんは、
とても綺麗な字を書きます。
だからきっと違います。
その一文字に当てはまる人が、周りには他にいません。
でもきっと、持ち主がうとうとしていたのを見ていた誰かでしょう。
誰でしょう?なぞのメッセージです。
そのなぞが解けたのは帰り道でした。
仲良しのお姉さんから、私のメッセージ見た?
というメッセージがきたのです。
ええ!あの男らしい字、お姉さんだったの?
男らしい字と持ち主に言われて、お姉さんは若干傷ついていました。