ベッドから起き上がった持ち主は、行儀わるくもベッドの上に立ち上がったのです。
それで、ぼんやりとした頭で、床に降りようとした、その時です。
ぼきっ
音がしたのです。
やばい音です。
ええ。折れたんです。
ベッドの足が折れたんです。
もともとこのベッド、持ち主両親が使用していたもので、
かなり時間が経っていたもので、そろそろ買い替えないといけないなぁ。
と、思っていたのですが、
なにもこんなに忙しい時に、折れなくてもいいのに。
なんともアンラッキーです。
持ち主は斜めのベッドで頭を抱えたのでした。