月別アーカイブ: 2013年10月

しろくま、つくばへ行く2

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その日は、残念ながら
小雨がぱらついていたのですが
次第に小雨が小さくなって来たので
果物狩りへと向かいます。
もう、終わりだと言う巨峰を
思う存分食べる事にしたのです。
しかし、もしもあなたが
ぼくの持ち主のリアルな友人ならば
よくご存知でしょう。
持ち主がとても
面倒くさがりだということを。
果実園の人から、今年の夏は暑かったので、痛んでいるものを取らないように
よく見てくださいね。と、念を押されたにも関わらず
適当に取ってきた持ち主のぶどうは、1/3が痛んでいたのです。
一方、几帳面なお友達は、無駄なく巨峰をゲットしました。
お友達にそのいい加減さを叱られれながら
もう一度ぶどうを取りに行き、結局持ち主は、計4房の巨峰を完食したのでした。

しろくま、つくばへ行く1

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ぼくの持ち主のお友達が
新車を購入したので
ドライブをしようと
誘ってきました。
お友達は、つくば在住なので
ドライブコースをふたりで
考えました。
考えたコースは
果物狩りをして、筑波山に行き
パワースポットとして
有名な筑波山神社にお参りし
足湯をして帰ろうというものでした。
しかし、若い頃は40日間海外をふらふらしたり、最近ではいきなり銀座に泊ったりと
過激な持ち主友人と持ち主コンビ、計画通りにいくはずはなかったのです。

プレゼント

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その日は
異動するお兄さんのために
みんなでプレゼントの品を
決めていました。
ボールペンがいいという
お兄さんの意見を元に
どんなボールペンを買おうかと
話していたら
マニアック趣味の営業さんが
熱く語り始めたのです。
彼が勧めるのは
無重力でも使えるというボールペンです。
営業さんたちもおもしろがって、このボールペンに決めたのですが
困難はここから始まったのです。
そこそこ有名なボールペンなら、伊勢丹にあるだろうと
軽い気持ちで出かけた持ち主ともうひとりのお姉さん。
ところが文具売り場では、そのボールペンは取り寄せです。
と、言われたのです。
その後、ビックカメラに行っても無く。
丸井にはそのブランドはあったものの、欲しい品番は無く。
そこでお姉さんと持ち主は、思いつくデパートに電話をかけまくり始めました。
そしてようやく、小田急百貨店に入っている伊東屋で
扱っていることをつきとめたのでした。
伊勢丹から小田急までの結構な距離を歩きながら、ふたりはつぶやいていました。
クロスにしとけよ。パーカーにしとけよ。
マニアックな趣味って大変です。

お父さん

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ぼくの持ち主には
数人のお父さんがいます。
まずは、本当のお父さんである
持ち主父。
もう亡くなりましたが
持ち主母の友人で
近所に住んで
いつも可愛がってくれたお父さん。
そして、持ち主に絵画の世界を
見せてくれた
持ち主母の友人であるお父さん。
それから最後は、写真家で、めちゃくちゃな人生を歩んでいるお父さんです。
この人も、やはり持ち主母の友人なのですが、生き方がアーティストです。
自分の撮りたい写真しか撮らないので、写真が仕事にはなりません。
それなのに、酔っぱらって大切なカメラをどこかに忘れてきたりします。
猫と暮らしていて、出かけるときはいつでも自転車です。
飲みに行くと、お金のかわりに写真を飲み代に置いていきます。
そんなお父さんですが、いつも酔っぱらいながら、彼は持ち主に言うのです。
オレにはね、子供がいないんだけどね。
あなたは、おれとはなんの関係もない他人なんだけどね。
いつも、気にはなるんだよ。
あなたのことは、気になるんだよ。
きっと、娘がいたらそんな感じなのろうけど
とっても気になるんだよ。
お父さん。それは血のつながらない娘への愛なのですよ。きっと。

ためいき

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異動が決まって
ぼくの持ち主の
隣の席のお兄さんは
大忙しです。
そして、大きなため息を
つくのです。
そんなお兄さんに
持ち主は言いました。
そのため息で逃げた幸せは
わたしがもらいます。
すると、お兄さんは言いました。
そしたら、もう、だいぶ幸せになっただろう。
お兄さん、まだまだ大丈夫そうですね。

やさしいケチ

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ぼくの持ち主が働く職場には
賞味期限ギリギリで
廃棄寸前のお菓子などが
置いてあるコーナーがあります。
自由に食べていいのですが
その日はその箱の前に
同じグループの
男性社員が立っていました。
こちらを見ながら
どうやら女性の数を数えています。
そして、女性の数だけのお菓子を持ってくると
みんなに配り始めました。
その様子を見ていた持ち主は、おかしくて仕方なくなり笑い始めました。
持ち主につられ、お菓子をもらう度にみんなが吹き出し、涙を流しながら笑いました。
なぜなら、若い頃はモテたというアラフィフのこの方
未だ独身ですが、大変な倹約家らしいのです。
お土産は買わない。ご馳走はしない。差し入れはしない。といった人なのです。
くれるものは、お店で食後にくれる飴が定番です。
今日は、ご自由にのお菓子。
きっと、身銭は切りたくないが、みんなになにかあげたい。
と、思ってるのでしょう。
そんな気持ちで、お菓子を配ってくれたのでしょう。
ケチもそこまでいったら大したものです。
ぜひとも、ケチを全うして欲しいと、涙を流しながら持ち主は思うのでした。

ケータイ忘れる

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今日、ぼくの持ち主は
ケータイを会社に持って行くのを
忘れました。
毎日
iPhone漬けなので
間が持たないんじゃないかと
心配でしたが
意外と平気なものです。
ネット中毒のような持ち主でも
なければないで
どうにかなるものです。
たまには、ケータイを忘れるのも
いいのかもしれません。

関根くんの恋

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この漫画、関根くんの恋は
最近ぼくの持ち主が
はまっている漫画です。
イケメンクールな関根くんが
30歳にして
初めての恋をするという
話なのですが
心は不器用なのに
すべてが洗練されて見えてしまう
ピュアな関根くんに
キュンキュンするらしいです。
そして、イケメンだって、いろいろと悩みがあるんだわ。
と、持ち主は、関心するのでした。
まぁ、フィクションですけどね。

関根くんの恋(1) (エフコミックス) 関根くんの恋(1) (エフコミックス)
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2010-03-10

芽が出る

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先週、台風で荒れた
ベランダを修繕しつつ
ついでにルッコラのタネを
蒔いておいたぼくの持ち主。
ここ数日、寒いし、それほど
期待はしていませんでした。
ところが
なんと双葉がでていたんです。
それまで、行くのが少々億劫だったベランダですが
双葉を見るため、ちょくちょく出かけてしまいます。
見てるとなんだか元気になります。
そして、立派なルッコラに育つことを願います。