しろくまシンガポールからバルセロナへ行く〜107〜

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☆ボテロのネコ☆

さていよいよ、猫こと

フェルナンド・ボテロの作品

ボテロのネコを見に行きます。

しかし、ガイドブックによると

ボテロのネコがある

ラバル地区周辺も

治安があまりよくないそうです。

気をつけなければなりません。

グエル邸のある通りをしばらく行って、右に曲がった方向に、ネコはあります。

あ、ここ、曲がろ。

少し太い道だったのでそう言って曲がった瞬間、持ち主は後悔しました。

この道はヤバイいです。

どんなヤバさかというと、たくさんの女性が立っているやばさです。

エリーも小声でいいます。

ここ、やばいよ。

急ぎ足で進み、出てきた角をすぐに曲がりました。

かなり怖かったですが、日が落ちる前でよかったです。

けれども、まだまだ気は抜けません。

ようやく、ボテロのネコが見えてきました。

持ち主は、興奮してきましたが、危険な気持ちもあるので、あまり騒げません。

すると、エリーが再び小声で言いました。

へんな人がついてきてるよ。早く写真撮って戻ろう。

さりげなく振り返ると、2人の2メートルくらい後ろに、

なんと男性の2人組がいるではないですか。

危険な香りです。

持ち主とエリーは、さっとねこの写真を撮って、2人から離れました。

2人組はにやにや笑ってます。

すると、そのうちの一人の男性が動き出し始めました。

持ち主とエリーに緊張が走ります。

次の瞬間です。その男性はねこのそばに行き

なんとネコのひげを握ってポーズをとったではないですか!

2人組はただの観光客で、ネコと写真を取りたかっただけのようです。

ほっとはしましたが、それでも、2人の緊張がとけることはなかったのでした。

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